保険,スタートアップ,米国
(写真=Thinkstock/Getty Images)

「低迷する保険産業に革命を起こそう」という動きが米国のスタートアップ間で目立ち初めている。

「大量の書類に不透明な契約内容」といった従来の保険のイメージを一新し、FinTechに採用されているB2Bツールやデータ分析ソフトを取り入れることで事業を簡潔化。消費者が安心して利用できる透明性と信頼性の高いサービスを提供すると同時に、利便性も高めるという発想だ。

古い保険をFinTech化

世界的に業績不振が続く保険産業。各国の背景は異なるが、日本では人口減少と少子高齢化など周辺環境の変化が市場縮小の主な要因とされている。

消費者が供給側に求めている3つの要素は「簡単、安心。低コスト」。まさにFinTechでこそ実現できることと複数のスタートアップが着目。これらの野心的なスタートアップが新たな保険の常識を打ち出すために試みている「革命ポイント」を以下にまとめた。

1.B2Bツールで事業を簡潔化

Sureify Labsが提供している「B2B保険ツール」は従来の保険システムに最新のテクノロジーを持ちこむことで、「FinTech保険」に生まれ変わらせるという優れモノ。デジタルツールを通して顧客とのコミュニケーションから販売、管理まで行える。ロイヤリティー・プログラムなどのインセンティブで消費者を惹きつけるマーケティング施策も忘れてはいない。

2.リアルタイムアクセスでプロセス速度アップ

設立わずか1年のLadderによるデジタル保険は、データソースに即時アクセス。契約査定プロセスの速度アップを図ると同時に、消費者の需要に見合ったカスタマイズ保険を提供している。

3.SNSを賢く利用

SNSを売上げ増加に利用している企業数は年々増加。世界中で20億人というわれるユーザーの獲得に利用しない手はない。米リサーチ会社、i-Scoopの調べでは、2013年の時点で8割以上の企業がSNS用の宣伝チームを立ち上げている。

Insurance Social Mediaは保険分野専門のSNS管理ソフトを提供。ターゲット層を絞ったマーケティングから宣伝、顧客管理まで、月額39ドルという低価格から利用可能だ。

4.消費者の負担を軽減

消費者に最も疎まれる「手間」と「コスト」を極力削減することで顧客拡大を狙っているのは、ウェアラブル・デバイスを通して健康状態を分析し、保険のプレミアム料金を抑えるFit Sense。自宅や職場付近の提携クリニックで気軽に保険審査が受けられるヘルスキット「AhHa!」を販売しているForce Diagnosticsなども注目を浴びている。( FinTech online編集部

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