アメリカ不動産
(写真=PIXTA)

IMFによれば、2016年における世界全体に占めるアメリカのGDP比率は24.5%。実に一国だけで世界経済のおよそ1/4を占めることになります。これまで世界経済をけん引してきたアメリカですが、今後も当分の間はその地位は揺らがないでしょう。そのため、アメリカに投資することは今後も成長性という観点から必要であるともいえます。

さて、アメリカの中でも、勢いがあるのはどの地域でしょうか。成長の源泉はどこにあるのでしょうか。それは「カリフォルニア州」にあるといって過言ではないでしょう。

カリフォルニア州の経済規模は一つの先進国に匹敵する

実はアメリカ50州の中でも、もっとも力強い経済力を誇るのは「カリフォルニア州」です。面積はおよそ42.4万㎢。これは全米第3位の大きさであり、日本の約1.1倍に匹敵します。人口は3,880万人となっており、これも全米第1位の人口規模を誇ります。

そして、経済規模も全米第1位です。2014年には州内総生産が2兆3,120億ドルと、アメリカ全体の13.3%をカリフォルニア州だけで築き上げています。この数値は、他の先進国の規模に匹敵するものであり、世界第8位にランキングできるだけの経済規模です。いかにカリフォルニア州の経済力がすごいものか、お分かりになっていただけることかと思います。

カリフォルニア州の経済が活発である理由としては、IT関連産業や不動産、建設業界などが経済のけん引役となっているからです。言わずと知れたシリコンバレーがあるのもカリフォルニアです。

先端技術企業の多くがシリコンバレー内に本拠を置く

シリコンバレーは、世界的なソフトウェアやインターネット関連企業が集まるITの一大拠点です。例えば、アップル、Google、Facebookなどの本社はシリコンバレーに存在しています。こうしたIT関連企業が多く集積するのは、強力なネットワークが活用できるためです。人脈はスタートアップ企業を育てるベンチャーキャピタルが提供してくれますし、資金や人材採用面でも支援してくれます。こうした創業のための支援が構築されている面も世界的な企業が育つ優位性として捉えることができます。

企業だけではありません。優秀な人材を育てる大学も存在します。その筆頭がスタンフォード大学です。スタンフォード大学は、サンフランシスコからおよそ60㎞南東にあり、シリコンバレーの中心に位置します。2015年の世界大学学術ランキングでは、世界大学トップ500の第2位に選出されており、ハーバード大学についで非常に高い評価を得ています。なお、GoogleやYahooの創業者はスタンフォード大学出身であり、世界中から優秀な人材が集まる一大教育拠点の地位も築いています。

このように、経済、金融、教育いずれの面からみてもカリフォルニア州は充実しており、今後も発展の余地がある地域といえます。

カリフォルニア、特にロサンゼルスの不動産がアツい

更なる発展余地が残されているカリフォルニア州ですが、私たち日本人もその恩恵を受けるにはどうすればよいでしょうか。一つの方法として、不動産投資があります。カリフォルニア州の中でも、特にロサンゼルスの不動産は海外不動産投資でも人気があります。

米国不動産外国人投資家協会の年次報告によれば、外国人投資家が2016年の世界の不動産投資において、最も安定的かつ安全な投資先としてアメリカを1位(60%)に選んでいます。また、値上がりが期待される国としてもアメリカを選ぶ投資家は46%で1位となりました。そして、都市別人気ランキングでは、ニューヨークが1位、ロンドンが2位、ロサンゼルスが3位となっています。

アメリカが期待できるのはもちろんのこと、都市別に見てロサンゼルスが3位となっている点には注目です。実はロサンゼルスは2015年のアンケート調査では10位であり、大きく順位を上げているのです。また、HUREN REPORTによれば、中国の富裕層が海外不動産投資で好む都市としてロサンゼルスが1位となっています。世界はいま、ロサンゼルスの不動産に注目しているのです。

日本人もロサンゼルスの不動産投資を行うことは可能です。重要なことは、エージェント(不動産仲介業者)をどうするかという点でしょう。豊富な経験、分かりやすい情報提供を行うエージェントを選ぶことができれば、治安や開発などの観点から、どの地域が期待できるか的確なアドバイスをもらうことができます。

(提供: フォーランドリアルティネットワークジャパン

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