駅近は資産価値が落ちない

不動産投資を始めるにあたっては、出口戦略、すなわち売却できる価格を考慮する必要があります。

多くの投資家が注目している人気エリアであれば、高い価格の買い手が早い段階でみつかるでしょう。東京でいえば、麻布、広尾、その他の山手線内、吉祥寺、武蔵小山などの人気エリアでは、販売戦略を間違えない限り、高い値段で売り抜けることも可能でしょう。一方、不人気エリアでは、いかに低い価格を提示しても買い手が付かないことが起きるかもしれません。

各駅間の格差や一部の人気立地を考慮せず、機械的に物件を選択するのであれば、「駅近」が最も間違いのない選択となります。なぜなら、都心部における賃貸ニーズの内訳は、多くをオフィスワーカーが占めているからです。多くのオフィスワーカーが、毎日の通勤に駅を利用するため、通勤に便利な駅近から物件を探し始めることは、想像に難くありません。そこから間取り、築年数など、総合的に好条件の物件を探していくのです。したがって、駅近というだけで、安定した賃料、駅からやや離れた場所の相場よりも、高い賃料を期待できるのです。

駅は一度できると、なくなることはまず考えられません。長期にわたり高い資産性を堅持することが可能です。駅近による人気、資産性を維持できれば、不動産投資で損をする可能性も低くなります。不動産投資に初めて挑戦される方は、空室リスクの少ない「駅近物件」からチャレンジしてみてはいかがでしょうか。(提供: 不動産投資ジャーナル

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