物件選びの注意点と心得
1. インターネットはツール。大切なのは人間関係の構築。
不動産投資のポータルサイトでは、利回りや金額、立地などの条件に合った物件を簡単に探し出すことができます。しかし、ネットの情報のみで物件を選んでしまうのは、少々危険です。
実は、インターネットに掲載された物件は売れ残り物件が多いことをご存じでしょうか。優良物件はネットに上げるまでもなく顧客や同業者間で売れてしまうもの。それでも買い手が付かなかった物件がネットに流れるのです。インターネットは候補物件を絞るためのツールと割り切り、実際には、現地に入って現地の不動産会社とコミュニケーションをとり、優良物件の情報がいち早く入る関係を築くことが重要です。土地勘や相場感を養いながら、最低でも1年以上の時間を掛けて、不動産会社や管理会社と人間関係を構築していくのが物件選びの鉄則です。
2. 優良物件はある程度高額。自己資金づくりが肝要。
「不動産に買い得なし」といわれます。長期的に安定収入をもたらすような優良物件は、ある程度高額です。そして自己資金が少ないと、必然的に投資額の上限が下がり、築年数が古い、駅から遠い、若者人口が減っている、といった物件にしか手が届かなくなります。つまり、優良物件を手に入れようと思うのなら、相応の自己資金の用意が極めて重要です。安易に借入れに頼らず、じっくりと自己資金作りを行うことが、健全なアパート経営の第一歩といえます。
「立地」「建物」「管理会社」をきちんとチェックし、時間をかけて準備すれば、初心者でも最小のリスクで物件選びが可能です。インターネットの情報も参考にはしますが、やはり大切なのは現物です。現地に何度も足を運び、物件をチェックするとともに、不動産会社や管理会社と良好な人間関係を構築し、優良物件の情報がいち早く手に入る環境を整えておくことが「鉄則」です。 (提供: 不動産投資ジャーナル )
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