フィットネスクラブの「RIZAPグループ」<2928> は8月15日、2017年3月期第2四半期(2016年4月1日~2016年9月30日)の業績予想の上方修正を発表した。
営業利益、税引前利益、四半期利益、親会社に帰属する四半期純利益ともに大幅な増益となる見込み。それぞれ、営業利益が32億円から51億4000万円へ60.6%増、税引前利益が29億円から48億7000万円へ67.9%増、四半期利益が21億円から37億4000万円へ78.1%増、親会社に帰属する四半期純利益が11億円から26億1000万円へ137.3%増となっている。四半期ベースでの売上高(390億円から418億円に上方修正、7.2%増)及び営業利益は過去最高を更新、大幅な増収増益を達成した。
業績成長の牽引役は、同グループの中核子会社であるRIZAPだ。健康を訴求したCM放映や広告出稿等の広告宣伝活動を積極的に進めた結果、新規獲得会員数が伸び、累計5万6000人を超えたとのこと。さらに、顧客満足度の向上を背景に、既存顧客からの紹介による入会割合が前年度に比べて約3倍に増加しているとのこと。広告宣伝費を抑制しながら、売上、利益を伸ばす収益構造への転換が進んでいる。
一方で、既存顧客へ継続利用を促すアプローチも欠かしていない。昨年始めた、年間を通して体重管理等の生活習慣病対策を行うライフサポートコースが人気化し、2ヶ月間中心のコースから1年間以上のコースを利用する顧客が増えたとのこと。
新規事業面では、同グループのRIZAPイノベーションズが運営する「RIZAP GOLF」、RIZAP ENGLISHが運営する「RIZAP ENGLISH」もサービス待ちの状態が続いているとのことで、業容拡大にも力を入れている。
同日、同社が発表した、2017年3月期第1四半期(2016年4月1日~2016年6月30日)は、売上収益が198億3400万円(前第1四半期連結累計期間は120億7000万円)、営業利益37億2500万円(前第1四半期連結累計期間は△2100万円)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は26億6600万円(前第1四半期連結累計期間は△3700万円)となった。(ZUU online 編集部)
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