上位10区は? 1位は1000万円超え

10位 板橋区 緑小(696万円)
9位 江戸川区 清新第一小(699万円)
8位 渋谷区 神宮前小(710万円)
7位 目黒区 東根小(734万円)
6位 品川区 御殿山小(740万円)
5位 中央区 島小(748万円)
4位 世田谷区 東深沢小(764万円)
3位 大田区 田園調布小(782万円)
2位 千代田区 番町小(878万円)
1位 港区 南山小(1005万円)
23区で最も平均世帯年収が高い「南山小」がある「港区」を見てみよう。南山小学校の平均世帯年収は1005万円だ。南山小が1位なのは、学区内に六本木ヒルズや元麻布ヒルズなど、数多くの専有面積の広い高級マンションが立ち並んでいることが理由として挙げられる。学区内では、特に元麻布1丁目の平均世帯年収が高い。

港区には他にも有名小学校である白金小学校や、学校選択制で最も倍率が高い御成門小がある。白金小は865万円、御成門小は893万円とそれぞれ平均世帯年収が高い。

以上の特徴的な4区を見ることで、平均世帯年収が高い小学校区と、人気が高い小学校区は互いに関わりが深い傾向にあることが分かる。世帯年収が高い学区には、歴史と伝統がある学校やパイロット校に指定された学校など、教育の環境が整っている。そのような学校の区域には高級住宅地が隣接していたり大手企業の社宅があったりと、平均世帯年収を上げる要素を併せ持っていることが多い。また住みやすい好条件が揃っているため、外から人が集まってくるのだろう。

最近では人気の学区は、学区選択に制限がかかることが出てきており、抽選になる場合もある。区によっては、学区の選択は新入学時のみで、転居時には選択ができないといった、制限が進むことが予想されている。子どもの教育環境を整えるにも、住む場所はしっかり選びたいものである。(ZUU online 編集部)

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