ミスをなくすためにできる本当の対策とは?

さて、いかがでしょう?

こうやって「作業記憶」「潜在記憶」なるもの、そしてその働きを少し知っただけでも、これまで起こしてきたミスが「ああ、そういうことだったのか!」と理解できたかもしれません。

さらに詳しくは最新刊『仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方』(クロスメディア・パブリッシング刊)をお読みください。

この本では「作業記憶」「潜在記憶」について詳しく解説するとともに、ミスをなくすための基本対策として何を行えばいいのか?を具体的に紹介しています。

さらには、ミスをなくすだけでなく、メモリー、アテンション、コミュニケーション、ジャッジメントという4つの分野でマスター(達人)になるための道も解説しています。

たとえば、覚えにくい数字を楽しく覚える記憶術、「ゾーン」と言われる深い集中状態に入る方法、初対面の相手と十数分で信頼関係を築く聞き方、今話題の人工知能・ディープラーニングに学ぶ直観の鍛え方などなど。

仕事のミスとちゃんと向き合うことで、あなたの「頭」、あなた自身に対する理解が深まります。そこから、ミスをなくすための対策を的確に打つことが見えてきます。

つい隠したくなるミスですが、自分を知るチャンスととらえていきましょう。それによってミスをなくしつつ、自分自身を成長させ、仕事のマスター(達人)となることができるのです。

もっと詳しく知りたい人は……

宇都出雅巳氏の新刊『仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方』クロスメディア・パブリッシング/1,490円(税込み)

宇都出雅巳(うつで・まさみ)トレスペクト経営教育研究所代表
1967年生まれ。東京大学経済学部卒。出版社、コンサルティング会社勤務後、ニューヨーク大学留学(MBA)。外資系銀行を経て、2002年に独立。30年にわたり、記憶術と速読を実践研究し、脳科学や心理学、認知科学の知見も積極的に取り入れた独自の勉強法を確立。受験生・ビジネスマン向けの講座・個別指導を行うほか、企業研修や予備校講師の指導も行う。専門家サイト・オールアバウト「記憶術」ガイド。主な著書に『「1分スピード記憶」勉強法』(三笠書房)、『合格る技術』『合格る思考』(すばる舎)、『速読勉強術』『絶妙な聞き方』(PHP文庫)、『暗記が苦手な人の3ステップ記憶勉強術』(実務教育出版)、『速読・多読でビジネス力が高まる!スピード読書術』(東洋経済新報社)など多数。ホームページ:www.utsude.com
Ameba公認専門家ブログ「だれでもできる!速読勉強術」: http://ameblo.jp/kosoku-tairyokaiten-ho /(取材・構成:杉山直隆)(『 The 21 online 』2016年8月号より)

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