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(写真=PIXTA)

不動産投資を始めるまでに知識やスキルを身に付けても、無数にある収益物件(投資用のマンション・ビルなどマンションやビルなど、賃貸収入の得られる投資用物件)の中から優良物件を選ぶのはなかなか難しい。そこで資産形成のステージに合わせてどのように物件を選定するのがよいかポイントを紹介する。

そもそも優良物件とは?

優良物件の条件として、以下3つのポイントを最低限おさえたい。

1. 収益性(実質利回り)が高い
2. 収入が安定している(家賃が下がりにくい)
3. 資産価値が下がりにくい

問題は、この3つがトレードオフの関係にあることだ。バランスが難しいのである。しかも資産形成の3ステージによって、重視する要素が異なってくる。以下の3つのステージで異なるアプローチが必要となるのだ。

資産形成期:高い利回りを追求し、資産を増やしていく時期
質的改善期:出口の取り易い質の高い物件に入れ替えていく時期
安全運転期:資産価値の維持、相続評価額の圧縮に努める時期