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乗り換える前に知っておきたいこと

自動車保険の乗り換えはタイミングが命

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(写真=Thinkstock/Getty Images)

子供の成長、新車購入、通勤手段の変更など、ライフスタイルの変化により自動車保険の乗り換えを検討するタイミングは多い。だが、自動車保険は乗り換えるタイミングを間違えると損をしてしまう可能性があることに注意してほしい。

今回は、乗り換えに際して確認すべきポイントと、実際に乗り換えを検討したいタイミングについて解説する。

自動車保険を乗り換える前に

乗り換えを行う前に、以下の点を確認しておこう。

解約返戻金について

まず、年払いの自動車保険を中途解約した場合、解約返戻金が発生する。この解約返戻金は、ほとんどの保険会社が月割計算でなく短期率によって求めている。短期率とは、本来1年間の契約である保険を、解約時点までの契約期間による保険として再計算するものだ。

保険は契約期間が長ければ長いほど割り引かれるようになっているため、この期間が想定していたよりも短くなれば自然と1日あたりの保険料は高くつくことになる。

仮に1年契約の自動車保険を半年で解約した場合、短期率に従って返還される返戻金は年間保険料の30%。単純計算で、残り契約期間50%に対して20%の損をすると考えてよいだろう。ちなみに、月払いの場合は月割計算のため支払いは当月まで、翌月分の支払いが済んでいる場合は全額が返還される。

等級のランクアップについて

等級制度の更新タイミングにも注意が必要だ。等級がランクアップするのは無事故により1年間経過したときだが、この無事故期間は保険を乗り換えてしまったら継続してカウントされない。

もしも現在の保険を満期前に解約してしまうと、その期間たとえ無事故であったとしても等級は据え置きとなる。なお、現在の等級が最大の20等級であるならば気にする必要はない。

保険の乗り換えについて

このほか、事故を契機に保険乗り換えを検討している場合は、乗り換え先へ事故歴の申告を忘れてはいけない。無申告でも契約することは可能だが、前保険会社との照合が行われるため結局追加保険料が発生することになる。それだけならばまだ良いが、事故によりダウンする等級次第では加入そのものを断られるケースもあるため事前に確認すべきだ。

乗り換えに必要な書類、手数料

自動車保険乗り換えには、新規加入と同じく車検証、運転免許証が必要になるほか、旧保険証券が求められる。保険の乗り換えは契約上新規加入だが、旧保険との補償内容を比較するため、また事故歴等を照合するため旧保険証があった方がスムーズだ。

保険乗り換えに際して手数料や違約金のようなものは発生しないが、強いて言うならば先述した短期率によって差し引かれる返戻金がそれに当たるだろう。

自動車保険の乗り換えにベストなタイミングは?

自動車保険乗り換えにもっとも適したタイミングは、やはり現在の保険契約が満期を迎えた契約更新時だ。短期率にしても等級にしても、慌てて中途解約するよりも満期を迎えることによるメリットの方が大きい。契約している車両そのものがなくなった場合などはともかくとして、特に急ぐ理由がなければ契約更新を待つべきだろう。

これ以外では、通勤に車を使わなくなったとき、あるいは結婚や子供の成長に伴って運転する人間が増減する場合などが保険見直しに適しているだろう。いずれも契約内容に関わる部分であり、特に子供が免許を取得した場合、これを契約に含めるかどうかで保険料は大きく変わる。

ゴールド免許取得もひとつのきっかけとして十分だ。ゴールド免許所持を申告することによりおおむね10%程度の保険料割引が適用されるため、残り保険期間次第では短期率によって差し引かれたとしてもメリットが大きい可能性がある。

見積もりを欠かさない

自動車保険乗り換えは、契約期間の都合もあり慌てて契約してしまいがちだ。しかし、保険の乗り換えは慎重に行わなければいけない。一見安く思えたとしても、補償内容が不十分になってしまうのでは保険としての意味がない。

一括見積もりは結果を受け取るまでにも自分が確認するにもある程度時間がかかってしまうが、本来保険商品とはそれだけ吟味するべきものなのだ。対人・対物賠償はもとより、車両保険は必要なのか不要なのか検討するなど、見直すべき点はいくらでもある。安い保険に飛びつくのではなく、前述したような見直しタイミングを見据えて日ごろから備えておきたいところだ。

各社割引キャンペーンもチェック

今回紹介したものは、あくまで契約者側の事情によるところが大きい。しかしこれ以外にも自動車保険乗り換えに際しては、新規契約での割引適用など見過ごせない要素が多い。更新時期に合わせて利用することができれば、その効果は絶大だ。

現在漫然と保険を更新している方は、試しに一度ネットの見積もりを利用してみてはいかがだろうか。保険料節約だけでなく、補償内容を見直すことは日々の備えにも繋がるはずだ。

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