日本ハム,大谷翔平,メジャー移籍
(写真=Thinkstock/Getty Images)

株式市場では、スポーツ選手の活躍やチーム優勝などを背景にスポンサー企業の株価が上昇することがある。いわゆる「ご祝儀相場」だ。最近の日本ハム <2282> の株価上昇も「ご祝儀相場」の一つと言えるのかもしれない。同社の株価は11月22日現在で怒濤の7連騰となり、連日の年初来高値を更新している。

もっとも、日本ハムファイターズが2016年の覇者となった10月29日から、間もなく1カ月を迎えようとしている。いくら「ご祝儀相場」でも、これほど持続するのは珍しい。今回は日ハムの株価上昇の背景と今後の注目ポイントを見てみよう。

札幌の優勝パレードは13万8000人が集結

11月20日、札幌で日ハムの優勝パレードが行われた。北海道のファンの興奮はまだまだ収まらない。札幌駅前通りには13万8000人のファンが、大谷翔平や中田翔などファイターズの選手たちをひと目見ようと集結した。

日ハムの主催試合の観客動員数は200万人の大台を突破している。これは2004年に北海道へ本拠を移して以来、初めてのことだ。今回の優勝を祝うように、北海道の百貨店やスーパーなどは一斉にセールを開始。台風が北海道に相次ぎ上陸するなど暗いニュースの中で、久しぶりに明るい話題となった。

ちなみに、北海道日本ハムファイターズは、日本ハムの連結対象子会社である。筆頭株主の日本ハムが74%、北海道新聞社5%、札幌ドーム5%、JR北海道2%、北海道銀行2%、北海道電力2%、北海道ガス2%、サッポロビール2%、北洋銀行2%など地元の優良企業で固めている。地元への経済波及効果は決して小さくはない。

大谷翔平選手にメジャーも熱い視線

ところで、筆者が気になるのは大谷翔平選手だ。

投手と打者の「二刀流」で活躍する大谷選手の人気は、いまやパ・リーグはもちろん、日本球界の宝と言って良いだろう。本人はプロ入りの時からメジャー志向が強いとされている。筆者としては、日本プロ野球史上最高の才能の持ち主の一人である22歳の青年を、伸びしろがあるうちにメジャーリーグに挑戦させてみたいと本気で思う。同じように思う読者も多いのではなかろうか。

メジャーリーグから大谷選手への視線も熱い。米メディアも大絶賛でメジャーリーグ専門チャンネル「MLBネットワーク」が番組の中で大谷を取り上げるなど、米国での知名度も急上昇している。

大谷選手が、メジャーリーグを含む自分の好きな球団に移籍できるFA権の取得まであと5年はかかる。ただ、ダルビッシュ有も田中将大もFA権を取得する前に日本で6年プレーしてメジャーリーグに移籍した経緯がある。球団サイドとしても、FA権の取得を待たずにポスティングシステムでメジャー移籍を認めたほうが「移籍金」という大きな収入が見込める。

大谷選手はまだ入団4年目である。日ハムであと1~2年プレーする公算が大きいとの見方もあるが、来シーズンにポスティングで移籍する可能性がない訳ではない。