学資保険,いつから,必要
(写真=PIXTA)

年々高くなる学費。かつては手ごろなイメージのあった国立大学も、数年に1度は授業料値上げを実行し、私学文系との差が狭まりつつある。また、学習塾に通う子どもも増えており、学校以外にもかなりの額の学費がかかるようになってきた。

そのような現状の中、安心して子どもを進学させるためにも学資保険を利用する人が増えている。ベネッセとソニー生命が協力して運営しているサイトウィメンズパークで実施した調査によると、子どもを持つ人の約7割が学資保険を利用しており、約6割人が、子どもが1歳になるまでに加入するかどうかを検討したということだ。

今回は、学資保険はいつまで加入することができるのか、そして、いつ加入するのがベストのタイミングと言えるのだろうかについて解説する。学資保険に興味がある方も、これから子どもを持つ予定のある方も、ぜひ参考にしてもらいたい。


学資保険が必要な人はこんな人

そもそも学資保険はどのような人に必要な保険、適した保険ということができるのだろうか。

貯金に+αを期待する人

学資保険には、けがなどで入院したときの医療保険や保険料を支払う親に万が一のことがあったときに毎年一定額の学資を受け取れる育英年金などが付帯しているタイプのものがある。このような学資保険を選ぶなら、子どもの学費としての貯蓄と子どもへの保証を同時に叶えることができるだろう。

計画的に貯金できるか不安な人

満期時や進学時などの決まったタイミングでお金を受け取るだけのタイプなら、支払う保険料よりも受け取れる保険金が多いことが多い。トータルで支払った額の1.1倍もの保険金を受け取れる商品も多数あるので、普通預金や定期預金よりも高利率でお金を溜めることができる。子どもの学費として計画的に貯金できるか不安な人には、銀行に預けっぱなしにしておくよりも学資保険を活用することを検討してみてはいかがだろうか。

学資保険はいつまで入れる?(加入年齢制限)

例えば、ソニー生命の学資保険の場合、17歳満期のタイプと18歳満期のタイプは子どもが0~5歳のときに加入でき、20歳満期のタイプは0~6歳、22歳満期のタイプは0~8歳まで加入することができるようになっている。加入できる親の年齢の下限は男性18歳以上、女性16歳以上であるが、上限は子どもの年齢によって異なる。

また、かんぽ生命の学資保険は、大学入学時や大学在学中の学資を準備するタイプの商品については出生140日前~12歳まで加入することができるが、小中高への進学時と大学入学時に保険金を受け取れるタイプのものは、出生140日前~3歳までが加入タイミングとなっている。

このように満期までの期間が長い学資保険や大学入学後に祝い金(保険金)等を受け取る学資保険は、子どもが小学校に入ってからでも加入できることがある。だが、小学校入学までに加入することが条件になっている商品が多いので、学資保険の加入を考えている人は、子どもが小学校に入学するまでには検討するようにしよう。

学資保険加入のベストタイミングはいつ?

思い立った時、そして、子どもの将来の学資が不安になった時が、学資保険に加入するベストタイミングと言えるが、どの学資保険にも加入できる年齢が決まっているので、なるべく早く各商品を検討しておくことが重要だ。

学資保険は途中で解約すると解約手数料を支払わなくてはならないことが多く、手数料を支払うことで元本割れ(支払った金額より受け取る金額が少なくなること)してしまうことも少なくない。「別の商品が良かった」と後悔しないためにも、よく吟味してから商品を選択しよう。

学資保険に加入しているからと言って、進学時や在学中の全ての学費が保険でカバーできるわけではない。だが、まとまった学資が定期的に支給されることで、ある程度の不安が解消され、子どもが希望する道を応援することができるようになる。貯蓄性の高い学資保険への加入を考えるなら、なるべく早く、できれば子どもが0~1歳の内に加入する方が良いだろう。