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まずあなたが銀行または金融機関に足を運んで目にするものはなんですか?壁に大きく張ってある、もしくはパンフレットに大きく記載されてある金利の数字ではないでしょうか。ほとんどの消費者は目の前の数字に弱いので、本質、リスク、十分な説明等を受けないまま、スタッフのオススメで金融商品又はプランを選ぶ事が多いと思います。外資系金融機関でマーケティング部門を担当していた私が、どのように仕組み際を見ているのか、お伝えします。


仕組み預金とは

仕組み預金とは、特別なデリバティブ(オプション)が付いている預金プランです。一般的にどの金融機関の担当者も、『何これ?』と仕組み預金に付いてお客様から聞かれると『高金利預金です』とか『通常の預金よりも高い金利を受取る事ができるプランです』と答えるでしょう。あなたはそれに従って、すぐに即決するのではなく、しっかりと中身と仕組みを理解した上で、プランの決定をするべきだと思います。なぜなら、高金利になるにはそれなりのリスクがあるからです。また、基本的に満期になるまで解約はできませんし、途中解約をすると大きく損をする可能性が高いです。金融機関によって、全く中身は違います。なぜなら、基本的んな預金というシステム『一定期間預けておけば、利息を付けてお渡しします』というものに『様々な仕組みを付与する』商品なので、金融機関によって仕組みの作り方が全く違うからです。元本は保証されるものから、元本を下回るリスクのあるものまで様々です。『預金』という言葉と『高金利』という言葉の裏側に隠された、仕組み預金の中身を見ていきましょう。


定期預金とは何が違うのか

定期預金と仕組み預金の共通点として、大きなポイントが『定期的に資金を預け、利息を付けて返してもらう』というものです。しかし、基本的な性質は同じでも、それに『仕組み』が付与されるだけで大きな違いになります。基本的に付与される仕組みとして、先物取引、スワップ取引、オプション取引といったこれらの取引について、あなたが預けたお金を使って銀行が運用をするというものです。なので銀行の運用によって受取金額が変わってくるのです。


自分では気づかないリスク

あなたは、銀行の何を信じて大切なお金を預けていますか? 私は銀行に預けるお金は、手元で使うお金だけでいいと思っています。お金は自分でお金を稼いで来る力を持っていますので、最低限の使うお金以外は金利の高い商品に入れて、稼がせに行く事をお勧めします。 そんな中、高金利にはリスクがつきものですので、そのリスクを見なければならないでしょう。特に仕組み預金の場合は、そのリスクが非常に気づきにくくなっているので、ここでそのリスクを見ていきましょう。