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40代は住宅ローンや教育費など、支出の多い年代でありますが、同時に、老後へ向けた資金を貯める必要に迫られる時期でもあります。50代では資産の減少リスクの大きな投資はできませんので、40代での積極的な資産運用が求められます。今回は、40代でのNISAの利用手法についてご紹介します。40代では、NISAを投資限度額をフル活用することで資産の形成に努めていきましょう。


40代は、住宅ローンや教育費の負担とともに老後資金を貯める!!

40代は住宅ローンの支払いや教育費の負担など支出が多い年代ですが、老後資金を貯める必要のある年代でもあります。40代までにある程度の資産の蓄積があることが望ましく、これまでの資産を元手にNISAを利用して積極的な投資を行ないたいものです。NISAは、2014年1月から10年間、1年間の投資限度額を100万円として5年間、売却益や分配金、配当に対する税金が非課税となります。上場株式と公募株式投資信託が対象です。上場株式には、外国株やREIT、ETFが含まれており、公募株式投資信託には、株式型の投資信託だけではなく、債券型の投資信託の多くが含まれます。NISAで利用できる金融商品は多岐に渡っています。


40代は、ボーナスも利用して、NISAをフル活用しよう

40代では、住宅ローンや教育費など多くの支出があります。月々の支出にゆとりがあまりないようであれば、ボーナスも利用して、1年間100万円のNISAの投資非課税限度額をフル活用しましょう。1年間100万円で、10年間で1000万円の原資となります。40代である程度の資産を形成することが、セミリタイア層と呼ばれる50代、60代以降のリタイア層となった年代の生活へとつながっていきます。定期預金ではさほど利子はつきませんので、NISAの非課税メリットを享受して資産運用を行ないましょう。NISA口座では、ミドルリスク・ミドルリターンを基本として、商品を選択します。


投資経験があれば株に挑戦

既に投資経験があるのであれば、40代ではNISAを利用して、株式の個別銘柄の購入に挑戦してみましょう。複数の株式や債券に分散投資される投資信託とは異なり、個別銘柄で購入した株価の下落は、そのまま資産の目減りにつながりますので、リスクは高くなります。しかし、大幅に株価が値上がりしたり、配当を多く得ることができたりした場合には、大きな利益を得ることができます。今後の成長が見込める成長株や、配当金が高い高配当株、将来性のある優良企業でありながらも株価が安い優良低位株などを見つけて、購入しましょう。株式を売却しても、投資枠は再利用できませんので、注意が必要となります。NISA口座を利用しての株式投資は、長期保有が前提となります。