写真=Thinkstock/Getty Images)
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NISAで債券型投資信託

NISAは、株式や株式型投資信託から生じる配当金や分配金、またそれらの売却益が非課税となるものです。したがって、NISA口座で取引できるものは、株式や株式投資信託(商品投資信託やETF、ETN、ヘッジファンド等も含む)、REITといった金融商品に限られ、債券で運用する投資信託は対象外なのでは、とお考えになる方もいらっしゃると思います。

確かに、債券はNISA口座では取引できないこととなっていますので(今後制度改正され、債券も取引可能になる可能性はあるため、注意は必要です。国債や社債のみに投資することが前提となっているMMFやMRFはNISA口座の対象外となります。しかし、実際には債券にしか投資していない投資信託や、名称に「債券」という文言が入っている投資信託でも、大半は株式型投資信託に分類されています。
つまり、実際に株式等を組み込んでいるかどうかは問題でなく、分類が株式型になっているかどうかが重要なのです。そのため、大半の投資信託はNISA口座での取引は可能になっているのです。

資産形成層(20代、30代)の投資信託の選び方

それでは、実際にどのような投資信託をNISA口座で購入すればよいのでしょうか。ここでは、文字数の関係上、資産形成世代(20代、30代)に限定してみていくことにします。ただし、各人の家族構成や運用方針、保有資産等によっても異なりますので、あくまで一般的なケースということでご理解ください。

20代、30代の方は、今後、子供の教育費や住宅の取得費用等まとまったお金が必要になってきます。また、将来の社会保障制度や勤務先から支給される退職金については、不安に思っておられる方も多いことでしょう。 そのため、老後まではまだまだ時間があると考えて貯蓄を後回しにするのではなく、現段階から資産運用に取り組み、資産形成を図ることが重要といえます。もっとも、老後まではまだ時間があるのは事実ですから、少々リスクをとることは可能ですし、リスクをとる必要もあるでしょう。これまで投資経験のない方であれば、リスクをとることに抵抗があるかもしれませんが、現在の低金利下において、無リスクないし低リスク資産での運用では、将来の必要貯蓄額を準備することは至難の業です。

そこで20代、30代の方にお勧めしたいのは、個別の株式や株式(国内、先進国、新興国)投資信託、海外債券を組み込んだ投資信託です。これらは資産成長型の投資信託といえ、リスクはあるものの、ある程度のリターンが期待出来るため、資産形成という目的にかなった商品といえます。ですので、非課税枠のあるNISA口座において、これらに分散して投資するのが良いでしょう。