NISAで投資信託を購入する際の注意点とは
多少のリスクをとってでも、ある程度のリターンを求めることは必要です。しかし、不必要にリスクを負うことには注意しましょう。同じリターンを得るのであれば、リスクは最も小さい方法で投資すべきです。そこで大切なのは、資産を分散するということです。分散すると一言に言っても、二通りの分散方法があります。一つは、同じ金融商品を購入するにしても、一度にまとめて購入せず、時間をずらして何度かに分けて購入する(分散する)という方法です。そうすることで、高いときに一度に購入してしまうというリスクを回避することができます。また、もう一つは、一つの資産に全額を投資するのではなく、様々な資産に分けて投資するという方法です。そうすることで、ある資産の価格が下落しても、他の資産の価格が上昇していれば、それらは相互に打ち消しあって大きな損失を被らなくて済みます。
もうひとつの注意点として、投資信託を購入する場合には、極力分配金を支払わないもの(支払っても年1回程度の投資信託)を選ぶべきです。なぜなら、分配金を支払えば、投資元本が減少し、その分資産効率が悪くなりますし、また分配金を再投資した場合には、NISAの非課税枠を同額分使用することになるので、これまた効率が悪くなってしまいます。つまり、投資元本を極力減らさず、かつNISA口座の非課税枠を最大限有効に使うということが、効率的に資産を増やす近道といえるため、その点を念頭に置いた投資信託の選択を行って頂きたいところです。
資産成長型投資信託にも様々なものがある
資産成長型投資信託の一つとして、将来の経済成長が先進国よりもはるかに大きいと思われる、新興国の株式に投資する投資信託があります。これらは一般的に、リスクが高い半面、大きなリターンが期待出来るといわれます。
しかし、一口に新興国といっても、様々な国が存在します。リーマンショック後、先進国の経済成長が鈍化しているのを尻目に、高成長していたブラジルなどは、ここにきて経済成長率が急激に低下しています。一方、東南アジアの国々の経済は比較的堅調で、将来的にも有望とみられています。そのため、新興国株式を組み込んだ投資信託を購入する際には、新興国だからどの国でも大差がないと判断するのではなく、それぞれの国の将来性を見越した選択が重要だといえます。
ここでは、20代、30代の方の投資方針についてのみ言及しましたが、各世代で投資の目的は変化し、それに伴い投資手法も変化します。したがって、自分には、どのような目的のためにどのような投資が必要なのかを、まずはしっかりと見極めることが大切です。そしてそのうえで、非課税枠のあるNISAを有効に活用して、効率的な投資を実行して頂きたいと思います。(ZUU online編集部)
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