仕事,やり甲斐,労働環境
(写真=Thinkstock/Getty Images)

世界158カ国・地域における15歳以上の労働者1000人を対象とした調査から、日本で「(従業員がやり甲斐を感じられる)素晴らしい仕事が普及している割合」は、わずか2%であることなどが判明した。

レポートを作成した国際世論調査会社、ギャラップによると、「好条件な仕事(Good Job)」は地域によって比較的容易に見つかるが、従業員が「素晴らしい」と感じるような仕事となると世界的に不足しているという。

ギャラップによる「好条件な仕事」の定義は、週30時間の常勤職。生活に必要なお金を稼げる手段としての仕事だ。ギャラップは2012年から2015年にかけて実施したサーベイやデータに基づき、世界の成人50億人中13億人が「好条件な仕事」に就いていると算出している。地域的な割合では北米が最も高く43%、次いで旧ソビエト連邦が40%、欧州が30%だ。

一方「素晴らしい仕事」の定義は、それに加えて従業員が仕事にやり甲斐や熱意を感じているか、給与、ライフワーク・バランスが保たれているかなど、労働環境にも重点が置かれる。ここでも割合は北米が最も高いが一気に11%まで落ち、世界全体の見積もりは1億8300万人となる。

アジア地域は「好条件な仕事」が25%、「素晴らしい仕事」は2%と中近東、アフリカと肩を並べている。つまり日本で生き生きと仕事をしていると感じている正規雇用者は、2%ということだ。

レポートからはほかにも、「素晴らしい仕事」をしている回答者ほど、自分の人生に楽観的であることなども判明している。例えばアジア圏で「好条件な仕事」をしている回答者の19%、「素晴らしい仕事」をしている回答者の33%が、充実した日々を実感している。

従業員が仕事にやり甲斐を感じている国

10位 ベルギー/ボスニア/アルバニア/アルメニア/リトアニア/エジプト/サウジアラビア/トルコ/オーストラリア/台湾/コンゴ/スーダン/ザンビア 3%
9位 フィンランド/フランス/ドイツ/ハンガリー/オランダ/アイルランド/ルーマニア/コソボ/モンテネグロ/イスラエル/モーリシャス/シンガポール/スリランカ/タイ 4%
8位 英国/スイス/スペイン/スロベニア/スロバキア/オーストリア/マケドニア /アルゼンチン/ボリビア/マレーシア/レバノン/ウクライナ 5%
7位 ブルガリア/マルタ/ポーランド/ポルトガル/ベラルーシ/カザフスタン/ラトヴィア/モルドバ/グアテマラ 6%
6位 ニュージーランド/カタール/サイプレス/デンマーク/ノルウェー/スウェーデン/エストニア 7%
5位 アイスランド/フィリピン/バーレーン/ナゴルノ・カラバフ 8%
4位 ウルグアイ/モンゴル/クウェート 9%
3位 アラブ首長国連邦 10%
2位 チリ/コスタリカ 11%
1位 米国/パナマ 13%

(ZUU online 編集部)

【オススメ記事 PR】
「従業員からの支持率が高いCEOランキング」
世界の15歳調査、お金のリテラシーが一番あるのは「中国」
トップ企業は時給7000円超 「上場企業の時給ランキング2017」
「長く快適に働ける」企業トップ20 1位の企業「転職は厳しい」の声も
お金を稼ぐには地理を学べ 代ゼミの名物地理講師が説く「経済を地理から学ぶべき」理由