吉田洋,CM女王,株価
(写真=Thinkstock/Getty Images)

2016年タレントごとのCM起用社数ランキングが発表され、女性部門にて吉田羊さんが1位に輝いた。10位以内を見てみると、広瀬すずさん、有村架純さんなどそうそうたる顔ぶれが並ぶ中で堂々の1位といえる。ちなみにCM起用社の数は13社。男性部門の1位は12社起用なので、総合優勝ということになる。

さて吉田さんをCM女王に輝かせたこの13社。いくつかの企業をピックアップし、今年1年の株価の動きを振り返ってみよう。

ヱスビー食品 <2805>  業績上方修正で株価推移も好調

ヱスビー食品はスパイスアンドハーブをテーマにカレーやシチュー、シーズニングなどを製造販売する企業だ。業績は好調で、10月31日に発表された第2四半期の決算によると前年同期比で経常利益は40%増加している。また、年間を通した通期の経常利益予想を9%上方修正(上振れ)させている。

上方修正は、年度の中間までの利益の出方によって年度の最後に残るであろう利益が上振れると企業が判断することだ。株式市場では決算期に投資家によって注目されるイベントの一つとなっている。

株価推移も高値圏での横ばいを維持しており、5000円台という株価ながら業績に対する割高感はほとんどない。今度の業績上振れ次第では十分に株価の高値更新も視野に入ってきている。

花王 <4452>  株主還元と中期経営計画で一段高を目指す

花王が、ヘアケア、衛生用品、食品など生活用品を幅広く提供している。株主還元の強化に力を入れているうえ、時代が変わっても常に人から必要とされる製品を提供しつづけている。もし日本版のバフェットがいたならおそらく花王はお気に入りの保有株の一覧として入っているのではないだろうか。

さて、花王の業績は前期比で増収増益予想となっており、安定的に推移している。17年3月期通期の予想に関して言えば、売上高は若干の伸び悩みがあるものの、本業の利益である営業利益は前期比で11.9%増える予想となっている。また花王は27期連続での増配(配当金を増やすこと)を行っている点で株主への利益還元を強く意識しているとして投資家から圧倒的な支持を得ている。

また最近では中期経営計画「K20」を発表、その中で30年までに売上高を2兆5000億円へと増加させるという計画を打ち出した。花王は15年12月期の売上高実績が約1兆5000億円のためここから約1兆円の売り上げ増加を目指すことになる。今後ますます長期で株を保有する投資家からの支持を集めることができそうだ。

セイコーエプソン <6724>  日経平均225への採用期待が高まる

セイコーエプソンはインクジェットで首位級。法人向けプリンター、プロジェクター、スキャナーなどを取り扱う企業。通期業績の見通しは、前期比で売上高がマイナス8.5%、営業利益がマイナス36.5%となっている。

業績はそれほど順調とはいえないが、円高による影響が大きく、大容量インクタンクモデルの受注が好調だという本業の利点が評価され、株価は上昇の流れを継続している。

また2017年1月には日経平均株価を構成する225銘柄のうち1つに空きが生じる見通しとなっていて、その席への採用候補となっていることもあり、株価は高値を更新中だ。株価は業績の推移に加えて、株式市場のイベントなどにも影響されることが多いことは覚えておいて損はないだろう。

WOWOW <4839>  第二四半期決算を一転増益させた

WOWOWは日本初の民間衛星放送企業。最近ではオンデマンドにて人気コンテンツ配信による顧客層拡大に成功している。

4月から9月までの第二四半期の決算においてWOWOWは一転増益の決算を発表している。前年同期比で売上高が5.5%増加、営業利益は2.7%の増加となった。従来予想からの上振れ幅も営業利益が20.3%の上振れとサプライズ決算となっている。

株主からの出資金でどれくらい利益を上げたかを示すROEも15%台と高い水準を維持している。株価の推移は、昨年初めから今年の6月までは下落の流れの中にあったものの、それ以降は株価も持ち直し傾向となっている。今後、業績がこのまま回復傾向となれば、2015年3月以来の4000円台を回復することも可能だろう。

4社を見る限り業績の推移は好調な模様

以上4社の業績と株価を見てきたが、おおむねどの企業も好調といえそうだ。別の見方をすれば、業績が良いから広告費用を投下していると捉えることもできるだろう。複数の企業が起用する女優を選定する企業は、事業展開においても目の付け所が良いといえるのかもしれない。ますます今後の動きに注目していきたい。(ZUU online 編集部)

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