⑥脳に光を当てて睡眠ホルモンを補う

人は身体の中に体内時計を持っており、夜になると「メラトニン」という睡眠ホルモンが分泌され、その作用によって深部体温が低くなって自然と眠くなります。また、メラトニンには、疲れや老化の原因となる活性酸素を除去したり、免疫力を高める働きがあることから、メラトニンが十分に分泌されることによって、良質な眠りを得て、疲れにくい身体が作られます。

では、メラトニンが十分に分泌されるにはどうしたらいいのでしょうか。

実は、メラトニンは、その逆の働きをする「セロトニン」という幸せホルモンから生まれます。セロトニンは、朝、太陽の光を浴びるとその分泌が高まり、脳や身体を覚醒させて日中活発に活動できるようにしてくれます。そして、夜になるとその活動を終え、今度は睡眠ホルモンであるメラトニンに変わります。つまり、朝のセロトニンの分泌が高いと夜のメラトニンの分泌も高まるのです。

このセロトニンはストレス耐性を持つ反面、ストレスが多いとその分泌量が減ってしまいます。ですから、ストレス過多なビジネスマンほど、朝しっかりと「光」を浴びるといいでしょう。
そんな朝の光を、短い時間でもしっかりと浴びられるのが「バルケー2(ツー)」。

音楽プレイヤーのようにイヤープラグを耳に装着するだけで耳孔から脳へ直接光を届け、手軽に効率良く光を浴びられます。欧州では医療機器としても認証されおり、短時間で効果的に光を浴びられるので忙しいビジネスマンにもピッタリです。

(写真=The 21 online)
(写真=The 21 online)

「バルケー2 ブライトライト ヘッドセット(充電器付)」
すこやかメディカル/ 26,000円

山本恵一(やまもと・けいいち)㈱インプリエイト代表/快眠アドバイザー
1971年、香川県生まれ。国家公務員、メーカー勤務を経たあと、2009年に独立し、「快眠ショップsonobom ソーノボン」を立ち上げる。1人でも多くの人に「sono bom(よい眠り)」を得てもらい、ストレス社会から「笑顔」の多い社会に変えることを目標とする。著書に、『“睡眠満足度”があなたの年収を変える!眠りの技法』(サンクチュアリ出版)がある。 http://impreate.com/ (『 The 21 online 』2016年12月16日 公開)

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