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(写真=thodonal88/Shutterstock.com)

多くの保険は、年齢や持病の有無などによって、保険金額や加入の可否などが決まります。若い世代では問題なく加入できる保険も、年齢を重ねるにつれて保険料が高くなったり、加入できなかったりするケースがあります。ライフプランが定まっていない若い年代では、真剣に保険への加入を考える人は少ないでしょう。特に生命保険は不要と考える人も多いようです。

しかし、40代になると状況が変わってきます。今後の人生設計が決まり、家計や自身の健康状態を考慮した保険選びが必要になってきます。

40代における生命保険とは

40代は婚姻の有無・子どもの有無・キャリアなど、人生設計がある程度固まった年齢といえます。退職や退職後のライフプランも考慮しなければいけません。生命保険に加入していない場合は加入の検討、すでに加入している場合は保障プランやオプションなどの内容を見直すタイミングにきているともいえます。

年齢を重ねるにつれて、加入できる保険が少なくなる、加入できても保険料が割高になるなど、マイナス要因は増えてきます。そのため、早期の加入や見直しが必要なのです。

40代になると年収が上がる人もいるでしょう。その収入が子どもやパートナーの生活をささえているケースも多いです。だからこそ気をつけなければいけないのは、病気やケガによる休職や退職といったリスクです。もしも休職や退職となった場合は収入が激減することが考えられるので、しっかり対策しておきたいところです。

生命保険を見直す際には、まずは自分の家庭や経済状況からシミュレーションすることをおすすめします。例えば、老後や子どもの教育資金を考えた時の必要額を概算すると、収入や年金に加えてどの程度の金額を生命保険で準備する必要があるのかがわかります。それに付随して、自分の健康状態を見つめ直すことにより、妥当な生命保険プランが見えてくるでしょう。

検討すべき保障のポイントは?

40代が生命保険を見直す際、具体的に検討すべきポイントがあります。保険料・保険のタイプ・保障期間の3つです。

1. 保険料
保障の内容を手厚くしようとすると当然、保険料は高くなります。保険料が高くなると現在の支出が増え、家計を圧迫することにもなりかねません。現状必要な保障は入っているか、逆に不要な保障に入っていないかを見直す必要があります。その上で、保険料をしっかりシミュレーションして、その判断基準として相談すると安心でしょう。

2. 保険のタイプ
生命保険のタイプを考える際には、万が一の時に使うことのできる流動性のある資金がどの程度あるか、が鍵になります。治療費・療養中の生活費・子供の学費などをある程度賄えるのならば、高額な保険金の出る掛け捨て保険の必要性は下がり、資産運用の性格を持った保険商品を選んで老後資金を準備し始めても良いでしょう。十分な流動性のある資金がなければ、掛け捨て保険などで備えることの重要度は高まります。

3. 保障期間
保険の種類によって、保障期間はさまざまです。保険料の大原則として、若い時に加入すれば割安に、年齢を重ねてから加入すれば割高になります。ですが保障期間が切れると、再加入が必要になります。死ぬまで同じ保障が受けられるのか、何歳まで保障されているのか、子供の養育費がかかる期間などを踏まえて、自分に合った保障期間を見極める必要があります。

たとえば、20代や30代などのまだ蓄えの少ないうちは定期型で保障を手厚くし、蓄えができてきた40代で見直しをするという方法もあります。定期型の保障金額を減らしたり、子供への支出などが減っているのならば、終身型に切り替えたりしても良いでしょう。

生命保険の加入や見直しを検討している方は、これらのポイントを考慮したうえで選択するようにしましょう。(提供: 保険見直しonline

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