LINE、What's up、WeChat 勝負を制するのは!?

複数のプレイヤーが参加していたチャットアプリ戦争も、勝者が絞られてきており、中国発のWeChat、日本発のLINE、米国発のWhat's upにの3強となっています。現在WeChatの利用者数は3億9600万人、LINEが4億人、What's upも4億人ですから3社横並びの状況と言えます。しかし、LINEとWhat's upが自国以外のエリアにも着実にユーザー数を伸ばしているのに対して、WeChatの利用者層は中国が中心であり、他国のユーザーは中国に友達や親戚などがいる場合が多いのです。今後WeChatが世界的にシェアを伸ばすためには、中国以外のユーザーに向けてどうアプローチするかが重要になってくるでしょう。

WeChatで得た巨大な会員資産を使ってゲームによる課金で成長を遂げているテンセント。一方のLINEも収益構造のモデルはテンセントとほぼ同様です。しかし、What's upはサービス自体をユーザーに課金することにより収益を上げており、今後3社のシェア争いの行方が注目されます。

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