株式や債券、投資信託以外の資産形成として、不動産投資があります。特に、富裕層は資産を分散させる選択肢として、不動産投資をする傾向にあります。なぜ富裕層は金融商品だけではなく不動産を購入するのでしょうか。

10 年後に「もっと早く不動産投資をしておけばよかった …… 」と後悔しないためにも、富裕層が不動産を購入する理由を知っておきましょう。

不動産所得者の推移状況

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(写真=Hvoenok/Shutterstock.com)

国税庁の「平成 27 年分申告所得税標本調査」によると、申告納税者 633 万人のうち不動産所得者は 109 万人となっており、全体の 17.2 %を占めています。

また、不動産所得金額は、 2008 年分から 2015 年分の調査までの期間、 54 ~ 58 億円の範囲で推移しています。事業所得の推移は 56 ~ 69 億円となっていることから、不動産所得は比較的安定して推移していると考えることができるでしょう。

「安定した収入をもたらすことができる」というメリットは、株式や債券、投資信託などの投資に比べて大きなアドバンテージをもたらします。特に、ハイリスク ・ハイリターンの FX や株式投資のリスク負担を重く感じる人にとっては、不動産投資は投機リスクを軽減させる方法の一つと言えるでしょう。

お金が増えると投資の選択肢が増える

当たり前のことですが、お金が増えれば投資の選択肢が広がります。リスクヘッジをするための一つの手法として分散投資があると考えることもできますが、言い換えれば他の投資への選択肢が増えることにもなります。

給与所得しか受け取っていない人であれば、収入源が給与一つしかありません。従業員である以上、会社の業績に応じて給与や賞与が増減する可能性があります。たとえ役員の場合でも報酬は会社の業績によって決定することになります。給与収入には業績によって変動するリスクが常に伴うといえます。

もし、給与所得者が不動産投資を行えば、給与所得と不動産所得の二つの収入源を確保することが可能となります。不動産投資でお金が増えれば、今までリスク負担が重いと思っていた株式や債券への投資など、選択肢が広がります。万が一損失が出るようなことがあっても、給与所得と不動産所得の収入源があなたを守ってくれるからです。

海外不動産物件もリーチ可能

お金が増えると投資の選択肢も増えていきます。国内需要だけではなく海外不動産投資で外貨を稼ぐことも可能となるかもしれません。世界的な低金利を味方につけて、グローバルな不動産投資にリーチすることも視野に入ってくるでしょう。

はじめから海外不動産物件に投資することは、株式や債券などよりも大きなリスクを伴います。まずはマンションなどの区分所有から始め、複数物件や一棟所有などへステップアップしていけば、大きな金額を借り入れるチャンスも訪れるでしょう。そうなれば、資産を加速度的に大きくできるスパイラルに乗れるかもしれません。結果として、投資価値のある海外不動産物件を紹介されることになるでしょう。

不動産投資は富裕層への第一歩

富裕層が不動産を購入する理由として、「不動産所得は比較的安定している」「不動産は実体を伴う確実性があり、投資価値が高い」などを挙げることができます。

不動産投資に興味が湧いてきたら、今すぐに行動しましょう。 10 年後のあなたは、誰よりも優位に立っているかもしれません。 (提供: Incomepress

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