サラリーマンの副業禁止は、数年後には時代遅れの悪しき風習となっているかもしれません。昨今の「働き方改革」の流れでは「副業を容認 ・推進」としていく方向に動いているようです。

これからは給与だけではなく、副業によって収入源を確保することが当たり前の世の中になるかもしれません。賢い人ならこの選択肢に「不動産投資」が入ります。なぜ不動産投資を選択するのか、その理由を解説します。

効率よく資産を築くことができるから

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(写真=Billion Photos/Shutterstock.com)

本来の業務以外の副業には、労働収入、資本収入の 2 つがあります。多忙で優秀なサラリーマンが労働収入を掛け持ちしても、「時間が足りない」という絶対的な制約によって効率的に稼ぐことは困難となります。

また、株式投資や FX による副業で効率よく稼ぐためには、数千万円の手元資金が必要となります。もし資金を用意することができなければ、レバレッジを効かせるという方法が求められます。レバレッジをかける分だけリスクが伴うため、想像以上に大きな損失となる可能性もあります。

このような損失を避けるには、ある程度の運用努力が必要不可欠となります。そうなると投下時間が非常に大きくなるため、効率よく稼ぐことからは程遠くなってしまうでしょう。不動産投資の場合は、良い業者を見つけることで、効率よく不動産収入を得られる可能性があります。

サラリーマンとしての信用を最大限に利用することができるから

不動産投資は、サラリーマンとしての社会的信用を最大限に活かすことができる投資方法だと言われています。勤続年数が長く安定した収入があれば、銀行から融資を受けやすいと考えられるからです。転職したばかりで勤続年数が短い場合でも、これまでの利用実績や、他からの借り入れがないことを加味して融資を受けられることもあります。

不動産投資を行うための資金は、ある程度準備しておいた方がいいでしょう。全額融資を受けるのではなく、不足分を補うために銀行の融資を受けられれば、余裕を持って返済していくことが可能です。

他にどのような副業があるのか?

不動産投資以外の副業として、太陽光発電による売電収入があります。空き地を活用する方法として、最近注目を集めている投資方法です。

国税庁によると太陽光発電による売電収入は、雑所得となるのが原則です。しかし、賃貸物件に太陽光発電設備を取り付け、賃貸物件の共有部分で使い、余剰電力を売却した場合は不動産収入に含めることになります。太陽光発電の設置状況や利用状況について所得の種類が変わるため、赤字が出た場合に「損益通算」が使えるかどうかが問題となります。

損益通算とは、赤字が出ても他の所得の黒字で補てんすることができるという、税金を合法的に軽減できる仕組みです。不動産投資による不動産所得ではこの損益通算を使えるため、万が一不動産投資で赤字が出ても、給与所得でその赤字を補うことができます。しかし、雑所得は損益通算できないため、赤字が出ても給与所得の税金を安くすることができません。

太陽光発電設備を適切に稼働させるためには、定期的なメンテナンスが必要です。専門的な機械設備のメンテナンスは専門業者に依頼することももちろん可能ですが、不動産投資にかかる費用とは異なり相場以上の費用が発生すると考えられます。

太陽光発電による売電収入という方法もありますが、まずは不動産投資で利益を出してから、リスク分散の方法として取り入れてみてはいかがでしょうか。

賢いサラリーマンは他人の資本で副業を行う

賢いサラリーマンは、労働収入ではなく資本収入による方法を選択します。資本収入のなかでも投下時間の少ない不動産投資を行うことにより、他人資本(ローンなど)で効率よく副業収入を得ることが可能となります。今のうちから不動産投資を意識しておけば、将来、人より多い収入を獲得できるかもしれません。 (提供: Incomepress

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