デキる営業マンの会話データを分析して営業手法を提案?

企業や団体がブースでプロダクトやサービスを紹介した(写真=ZUU online編集部)
企業や団体がブースでプロダクトやサービスを紹介した(写真=ZUU online編集部)

庄子氏は、質の高いソースから適切なデータをもってくることが大事としたうえで、AI・チャットボットの金融機関などでの使用法を示唆。コンバージョン率の高い営業マンの顧客とのインタラクションを分析、会話データなどを入力することで、「どう売ったかが分かる」として、他の営業担当者にボットが「こう答えたらいいかもしれない」と営業方法の提案ができるようになるかもしれないと述べた。

ほかにも振込みをしようとした先の銀行口座に対して、「この人には送金しないほうがいいかも」といったアドバイスの可能性についても指摘した。

ジェン氏はセッションの終盤、「機械学習=経営に似ている」と述べた。その理由として、人にも機械にも最適なタスクというものがあり、人がやったほうが効率的、機械のほうが効率的という理由でどちらにやってもらうか選べばいい−−などと述べた。
2日間にわたって行われたTECH IN ASIA。最終日である28日はこのほか、FacebookのBusiness Development and Partnership ManagerであるChiharu Nakayama(中山千春)氏による「原点からスケール:成功するビジネスの作り方」や、BuzzFeed JapanのFounding Editor、Daisuke Furuta(古田大輔)氏やKidslineのCEO、Kahoko Tsunezawa(経沢香保子)氏らが登壇した「日本のENTREPRENEURSHIPや社会の将来」などが行われた。

また富士通、三菱UFJフィナンシャル・グループ、住友不動産、マイクロソフトといった大手企業から、海外のスタートアップなど多数の企業・団体がブースに出展し、商品やサービスを紹介した。場内のあちこちで商談やビジネスマッチングの機会が設けられていた。