Amazonが日本のプライム会員向けに、指定された電子書籍・雑誌・コミックなどが読み放題となる新たなサービス「Prime Reading(プライムリーディング)」を始めた。プライムの会費のみで利用できる。

ただAmazonジャパンではプライムリーディング以前から、120万冊以上の電子書籍を誇る「Kindle Unlimited」を販売している。こちらはプライム会員というだけではそのサービスを受けられず、月額980円を払いKindle Unlimitedを購入しなくてはらない。

インプレス総研の推計では、2016年度の電子出版市場は2278億円にも登り、前年の2015年と比べ452億円もの成長を果たした注目分野。そこへと新規参入したAmazonジャパンが、プライムリーディングを使いこれからどう食い込むのか。またKindle Unlimitedや、dマガジンなど他社の「電子書籍読み放題サービス」とはどう違うのだろうか。

現行の読み放題サービスとの違いと比較

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(写真=Erlo Brown/Shutterstock.com)

月額や年払いなどの「電子書籍読み放題サービス」には、新たにサービスが始まったプライムリーディング、そしてKindleの他に、「楽天マガジン」や「dマガジン」などがある。このほかにも同種のサービスはあるが、主なサービスということで4つを比較してみよう。

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楽天マガジンはその名が示すよう楽天が運営しており、さまざまなポイントサービスが大きな魅力となっているようだ。

一方のdマガジンはNTTドコモが運営しているのだが、こちらはドコモユーザーでなくてもdアカウントをつくり、さまざまな機種で電子書籍を楽しむことができる。

それぞれの特徴を挙げるとすれば、楽天マガジンとdマガジンはファッションやグルメなど多岐にわたり雑誌を提供していること。

この両者は取り扱い雑誌やバックナンバー閲覧など多少の違いはあるものの、ユーザーにとってはほぼ近しい内容と言えるようだ。

だが大きく違う点が2つほどある。dマガジンではPCでの閲覧できるが、楽天マガジンではそれができない。そして「年額料金」設定のある楽天マガジンは、月計算で換算すると毎月300円と、かなり割安になるようだ。

プライムリーディングとKindle Unlimitedとで比べてみると、やはりその提供書籍量の違いである「900冊対120万冊」の差は大きいだろう。

これを補う意味でも、プライムリーディングでは随時提供書籍の更新を行うようだ。
またプライムリーディングとKindle Unlimitedのどちらも、提供書籍を10冊まで同時にダウンロードができる。

ところでプライムリーディングとKindle Unlimited両者で特筆すべきは、2015年からアマゾンが開始した「Kindle Singles」も挙げられる。

Kindle Singlesとは、人気作家などの様々な短編作品(30〜150ページ)をアマゾンが独自に提供するサービスだ。現在は池井戸潤による未収録短編小説など、日本だけにとどまらず海外作家によるベストセラー作品なども、このKindle Singlesに登場している。
既にAmazonプライム会員へと登録していた人にとっては、実質こうした無料サービスが増えたことは歓迎に値するだろう。そしてプライムリーディングで満足できないユーザーが、本サービスを入り口としてKindle Unlimitedへと移行してくれるかもしれない。まずは無料で体験してみて、自分に合ったサービスをしっかり見極めるとよいだろう。(ZUU online編集部)

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