マンション経営では、誰しもが満室にしたいと願っていることでしょう。しかし現実には満室のマンションがある一方で、入居者がなかなか集まらず、空室が目立つマンションがあるのも事実です。
入居者に選ばれ、空室が少ないマンションには建物自体の特性や家賃、立地、環境などさまざまな理由があります。その中で今回は、入居者が重視する環境や立地について解説していきます。
入居者が重視する環境・立地とは
マンション経営において満室を目指すのであれば、入居者に選ばれる立地・環境にあるマンションに投資する必要があります。ではどのような場所にあるマンションが入居者に選ばれているのでしょうか。入居者のニーズを知るため、今回は首都圏の賃貸住宅に住んでいる人を対象に実施されたアンケートから、入居者が部屋探しをする際に重視する環境・立地について紹介します。
● 駅が近い
通勤・通学などで電車を利用する人にとって、駅がマンションから近いかどうかということは大きなポイントです。やはり駅が近ければ近いほどマンションの魅力は上がります。
● スーパーマーケットが近い
食料品や日用品の買い物をする場合、多くの方がスーパーを利用します。利用頻度が高いため、マンションの近くにスーパーがあることをとても重視する方も多くいます。
● 治安が良い
エントランスのオートロック、防犯カメラなどのマンション自体のセキュリティーも大切ですが、マンションの立地が治安の良い場所にあるかどうかも大切な要素です。マンションが治安の良い場所にあれば、男女問わず安心して入居できます。
● コンビニエンスストアが近い
コンビニが近くにあると、ちょっとした買い物をする際にも利用できます。24時間営業で銀行ATM、宅配便受取などさまざまなサービスも充実しており、コンビニが近くにあるかどうかで入居者の利便性が大きく変わります。
● 勤務地から近い
ビジネスパーソンにとって、通勤時間は短時間であればあるほどありがたいでしょう。そのため、勤務地からなるべく近いマンションであることも重要視されます。
● 災害に強い
土砂崩れ、河川の氾濫による洪水、地盤沈下、液状化現象など、多くの災害に対して強い立地にマンションがあるかどうかという点も重視されています。崖、氾濫しやすい河川、地盤がもろい場所などは避ける必要があります。
● 公共施設に近い
市役所・区役所などの公共施設に近いことを重視する声もあります。住民票の発行や各種手続きなどをする際、マンションから遠くにある場合は不便さを感じることになります。
● ドラッグストアが近い
体調が悪く医薬品を購入したい場合、近くにドラッグストアがあれば便利です。医薬品以外にも食料品や日用品なども取り扱っている店舗も増え、利便性が増しています。
● 商店街が近い
たくさんの買い物をする必要がある場合、商店街が近くにあれば、商店街に行くだけですべての買い物を終えることができます。さまざまな物がそろい、活気がある商店街がマンションの近くにあれば魅力の一つとなります。
● レンタルビデオ店が近い
インターネット配信サービスを利用し、映画を見る層が増加する中でも、レンタルビデオ店でレンタルする層もまだまだ多くいます。最近はDVDや音楽CDのレンタル以外にも書籍など他の商品を取り扱う店舗も増えており、マンションの近くにあるとうれしい要素の一つです。
入居希望者のニーズに合う立地を
入居者は予算内でより良い立地・環境のマンションを選ぼうとします。今回紹介したアンケート内容はそんな入居者のニーズが示されています。ぜひ入居者のニーズに応じた物件に投資をしてみてはいかがでしょうか。(提供:Incomepress )
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