株式投資で利益を得る。ここに至るためには、何が必要となるのか。「(1)カリスマ投資家に学ぶ株式投資~勝てる投資手法はあなたがつくる?~」では、株式投資に勝つための投資手法は「あなた自身でつくる」ことの重要性を説いたが、「具体的にどのようにしてつくればよいのか?」と思った方も多いだろう。
今回は、片山氏が説く「買い方」「売り方」「見分け方」を紹介する。片山氏のやり方を見ると、「利益を得る株式投資」をいかにして必然的なものにするかが窺えるだろう。
(本記事は、片山晃氏・小松原周の共書『勝つ投資 負けない投資』=株式会社クロスメディア・パブリッシング/インプレス、2015年5月21日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)
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・(2) 片山晃氏が説く「買い方」「売り方」「見分け方」
・(3) 「不敗の投資家」小松原周氏の銘柄の選び方
投資で利益が得られる3つのパターン
本記事では、僕の投資に対する具体的な考え方をいくつかご紹介したいと思います。
まずは、投資で利益が得られる3つのパターンについて説明しておこうと思います。
1 優等生が100点満点を取り続けるパターン
2 優等生が期待外れの点数を取ってしまうパターン
3 落第生が期待以上の点数を取るパターン
大雑把にいうと、株で儲けるにはこの3つのうちのどれかに当てはまる銘柄に投資をすることです。 1のパターンは、銘柄でいえばカルビーやエムスリー、コスモス薬品などが該当します。2桁の成長を長期間に渡って出し続ける優等生タイプで、年単位で綺麗な上昇トレンドのチャートを描くのが特徴です。
こうした銘柄は、学校でいうところのテスト、すなわち決算で常に投資家の期待に応える満点を出すことを要求されています。既に優等生であることは誰もが知っているので、期待が織り込まれた高いPERがついていることが多いです。従って、ちょっとでもミスがあると大きな失望を買い、株価が暴落する危険性があり、投資家はその恐怖に怯えなければなりません。
しかし、良い結果を出し続けているのにはきちんと理由があるものです。それはビジネスの「仕組み」であり、その優位性が脅かされない限り、彼らはきちんと投資家の期待に応え続けます。なので、「割高だ、将来を織り込みすぎている」と言われたところから、さらに株価が何倍にもなっていきます。
このパターンの良いところは、途中からでも上昇に乗りやすいことです。反面、短期間に急騰することもないので、大きな果実を得るにはそれだけの長い期間投資し続ける必要があります。
2のパターンは、1に当てはまる銘柄が悪い決算を出した時に起こります。ずっと学年トップだった優等生が2位に転落すると、「なにかあったのかな?」と思いますよね。2位という成績自体はとてもすごいのに、何故か心配されてしまう。株価もそんな反応を示します。このパターンで利益を得るには空売りのアイデアが必要です。
ただ、その期待外れの成績が一過性のものであれば、再び1の軌道に戻ることが可能です。たまたま風邪を引いて本調子じゃなかったということは起こるでしょうし、企業業績においてもそれに近いことは起こりえます。その場合、一時的に下がった株価が戻る過程で利益を得ることもできるでしょう。
3のパターンは、先ほどのラオックスのように、誰も期待していなかった銘柄が思いのほか良い数字を出した時に起こります。優等生がトップから2位に転落しただけで心配されるのと正反対で、赤点から70点になっただけでもスーパーサプライズ。周囲からは大喜びして貰えます。
この時、株価はしばしば過激な反応を示します。それまで誰も投資していなかった銘柄に急に注目が集まるので、多くの場合は行き過ぎるし、その上昇に要する期間も短めです。短期間に大きなリターンが得られる反面、激しい値動きに耐える必要があり、乗り方次第では思わぬ損が出る可能性も覚悟しなければなりません。しかし、そうなることを事前に予想して仕込んでおければ、これほど儲かる投資のチャンスはありません。
「いつか上がる」ではなく、「いつ上がるか」
さて、先ほどの3つのパターンを理解した上で、投資タイミングに話を進めます。
僕が投資をやっていて常々思うのは、株を買うのは本当に簡単だということです。「何、これ安い!」と注文を出す。ここまでは誰にでも出来ます。
問題はそれを売る時です。あまり意識されていない方もいるかもしれませんが、投資の成果を評価する際には時間もコストの1つとして考えられます。買値から2倍で売れた投資があったとしても、利食いまでに5年かかっていたとすると、1年あたりの利益は20%ということになります。
一方で、3ヶ月で10%の利益を出せた投資があれば、1年で40%のリターンが出ることになりますから、先ほどの5年で2倍よりも効率の良い投資だったという風に考えられるわけです。
多くの人は損をすることが悪いことだと考えているかもしれません。でも本当に一番ダメなのは、上がりもせず下がりもせず、ただ時間だけが経過していってしまうことなのです。
目論見が明確に外れ、これは損切りした方が良いなという判断が出来るなら、また次の新しいアイデアを考えて取り返せばいいだけのことなのでそれはそれで良い。
しかし、買ってから何も動きがなかったというのでは、少なくとも株価的には次の行動を起こすための材料がないわけですから、ポジションの動かしようがありません。その間にも相場では次々に新しい動きが出ているのに、そういう動かない株に資金を拘束されていることによって、みすみす機会を逃すことになってしまいます。
なので、僕が新規に投資をする時には、その株が「いつ上がるか」ということを必ず想定してから入ります。もちろん、「この株価で買っておけばいつか上がるだろう」という考え方も否定はしませんが、「勝つ投資」を目指す上ではご法度です。
狙い通りの業績が出てきても、それが先ほどの3つのパターンの起点にならなければ、それも目論見が外れたうちに入ります。自分の中では「素晴らしい決算だ!やはりこの企業は期待できる」と思えても、それが他の投資家には共感されない、独りよがりな妄想である可能性ももちろんあり、その場合は株価はついてきません。
そうなった時は、なぜ評価されなかったのかをよく考えて、さらに次の決算まで待つか、あるいは諦めるかの判断をします。この時、株価が含み益か否かは関係ありません。上がるはずだと思えば持ち続ければいいし、やっぱり違ったかもしれないと思ったら売る。それ以外の選択肢はないのです。
ストーリーはなるべくシンプルに
そう考えると、株価上昇のストーリーはなるべくシンプルなものが良いということになります。
例えば、スマホゲームのランキングは実にわかりやすい指標といえます。毎日更新されるアップルやグーグルのアプリストアでランキングの上位に来ているゲームの企業はとてつもない利益を叩き出しています。そんな株式市場における新ルールをガンホーやミクシィが示したために、多くの人がゲームのランキングに着目するようになりました。
その結果何が起こったかというと、「ゲームの事前予約がスタートした」というだけで株価が上がるようになり、果ては「これからゲームを作ります」と発表するだけでストップ高になったりする珍現象が見られるようになりました。
これはあまりにも行き過ぎた事例ですが、わかりやすい話というのはそういうことで、誰が考えてもそうなるだろうなというストーリーを提示できる企業の株は素直に上がっていきます。逆に、決算の数字の細かいところをこねくり回してようやく浮かび上がってくるようなマニアックなアイデアは、理解してもらうのに時間がかかりすぎてしまうことがあります。
株価を動かす原動力となるイベントや材料のことを「カタリスト」といいますが、投資の際はどれだけわかりやすく、他の投資家に刺さるカタリストを提示できるのかということは常に考えておいた方が良いでしょう。
アイデアを多数持つことで塩漬けを回避する
目論見が外れたらポジションを外すといいましたが、それが実行しにくい理由のひとつに「銘柄への拘り」があると思います。時間を使って調べあげ、買う時には絶対に上がると思った投資アイデアですから、それを捨てるのは勿体無いと思う気持ちは誰しもあるはずです。その時に重要となるのが、代替案をどれだけ持っているかということです。
ある銘柄がダメになったとしても、それと同じくらい優れた他の銘柄のことが頭の中にある人は、容易に乗り換えを検討できるはずです。ところが、練りに練った唯一のアイデアが外れてしまった場合、次がないので、どうにかして今あるアイデアで押しきれないかと、その銘柄を持ち続ける理由を探してしまうのです。
そこで持ち続けた銘柄は大概においてあまり良くない結果をもたらします。もし勝てたとしても、当初の目論見通りには行かなかった以上、時間的コストを余計に払うことになるのは間違いありません。
上がらない株、含み損の株を長く持ち続けることを「塩漬けにする」といいますが、日頃から常に新鮮な投資アイデアを求めるようにしておけば、塩漬け銘柄を作るリスクは格段に抑えられるはずです。
自分の都合でポジションを動かさない
損切りルールの取り扱いに関しては賛否両論あると思いますが、僕は買値からいくら下がったから売るという機械的なルールは設けていません。
基本的に、株価というのは絶えず揺れ動くので、どの瞬間が正しい状態なのかは誰にも判断できないものだと考えています。例えば1ヶ月後に大幅な上方修正が発表されることになる銘柄の株価が売り込まれていたら、それは株価が間違っていたといって差し支えないでしょう。
あとで振り返ってみて、理解できない「余計な下げだったな」という値動きは必ずあるものですが、たまたま買値が悪かった場合は機械的なルールによって「無用の損切り」をしてしまうことになりかねません。
含み損になりそうだったから売るとか、他で損が出たので利益の出ているポジションを決済するというのは、市場や銘柄とは全く無関係な個別の都合の話です。そういう理由で、本来はもっと利益を生むはずの優良ポジションを外してしまっては資産は増えていきません。
特に、僕のようにファンダメンタルズベースでやる場合は、当初想定したストーリーに狂いがないか、株価の大きな方向性が間違っていないかにだけ注意を払っておけば良く、それ以外の個人的な理由で大切なポジションを手放すようなことは極力すべきではありません。
信じることは疑うことをやめること
だからといって、盲目的に銘柄を信じて損切りせずに長期保有すればいいということでもありません。
「信じることは疑うことをやめること」。これは僕の敬愛する偉大な個人投資家の名言ですが、投資においては疑うことをやめた瞬間に大損へのカウントダウンが始まっています。
「本当にこの銘柄でいいのか?」「今考えているストーリーに穴はなかったか?」という疑いは常に持ち、それをチェックし続ける態度は崩すべきではありません。良い企業だと信じているからこそ、徹底的に疑って調べ上げ、「やっぱり何も問題はなかった。流石自分が良いと信じた企業だ」という結論を得る。これが、投資先を本当に信頼するために必要な姿勢なのだと思います。そこまでやっていれば、多少の下落があっても落ち着いて構えていられるようになります。
ただ、どんなにきちんと調べきったつもりでも、その調べ方に誤りがあったり、そこから導いた結論が間違っている恐れは当然に考慮すべきです。
株価が予想以上に下落した時は、他の投資家が何らかのリスクを感じて投げている可能性が高いので、その背景をとにかく調べます。
結局、投資家にできることはそれしかありません。そこで納得の行く理由が見つかればいいのですが、もし見つからなかった場合、自分には掴みきれていない悪材料によって株価が下落している可能性があります。
東日本大震災の直後、太陽光発電関連の企業が業績を伸ばすのではないかと考えて、ある製造装置メーカーの株を買ったことがありました。実際に業績も好調で、複数の原発が止まってしまった日本での今後の太陽光発電の需要を考えれば、株価はますます上がっていって当然のように思えました。ところが、途中までは順調に行っていたものの、ある時から予想に反するきつい売りを浴びるようになり、株価は下落に転じ始めたのです。
その売られ方があまりにも恐怖を感じるものだったため、僕は止む無く損切りしました。 後でわかったことですが、実は当時、世界的には太陽光パネルの生産能力はかなりの過剰になっていて、バブル崩壊の様相を呈していました。日本では震災を受けてクリーンエネルギーがにわかに注目を浴びていましたが、新たに製造装置を買う顧客はほとんどいない状況だったのです。このように、一見良さそうなアイデアでも自分の知識や経験不足が原因でとんでもない落とし穴にハマり込んでしまうこともあります。下がっている株価に耐える時は、耐えるべきだと断定するに値する十分な裏付けが取れた時だけにした方が良いでしょう。
チャンスは平等にはやってこない
大きく勝つには個別銘柄の選択術も大事ですが、チャンスに対して大胆にリスクを取っていくことも同じぐらいに大切です。2倍、3倍となることが高い確率で見込まれる銘柄に対して、全体の10%の資金量しか投入しなければ、上手く行ったとしても資産は1割から2割しか増えません。
単なる運否天賦、コインの裏表のようなギャンブルではなく、緻密な調査と分析に裏打ちされた割のいい勝負であれば、相応のリスク量を取るべきだと僕は考えます。
なぜなら、そのような投資の機会は決していつでも巡ってくるものではないからです。今でこそアベノミクスで相場が盛り上がっていますが、3年で株価指数が2倍以上になるような大相場は、過去30年でも80年代後半のバブル相場と今回の2度しか例がありません。こういう時期に相場を張れている人は、それだけでも大変な幸運だと考えるべきです。
若くして億を稼いだ投資家の話を聞くと、まだ資産がそこまで大きくなかった頃には、一気に時間を縮めるようなジャンプ・アップとなる勝負に成功しているケースが結構あるような気がします。もちろん、90年代前半のような相場でそれを目指したら間違いなく退場することになるでしょうから、時期の見極めは大切ですが、行く時には行くという考え方もある程度は必要なのではないでしょうか。
そんなわけで、僕は安易な銘柄分散はお勧めしません。これは、ハイリスク・ハイリターンを許容できる個人投資家だからこそ取りうる戦略でもあります。
自信を積み上げて勝負する
そうはいっても、闇雲に勝負をしていたらあっという間に資産がなくなってしまうので、そのためには準備が必要です。
僕がやっていたのは、カジノのチップのように小さなリスクでの勝ち額を積み上げて、ここぞという時にそれをオール・インするというやり方です。
この時に積み上がるのは勝ち額だけではなく、自分の投資判断に対する「自信」も同時に高まっていきます。人間の心は弱いもので、少し上手くいくとすぐに調子に乗る代わりに、負けが込み始めると途端に怖くなって弱気になってしまいます。
そうするとどうなるかというと、行くべき時に入れずに後追いのエントリーが増えて、耐えるべき時に耐えられない狼狽の損切りが頻発し出します。それでますます勝てない負のスパイラルに陥ってしまうのです。
ここから抜け出すには、勝負金額を小さくして恐怖を取り払い、まずは正常な判断を取り戻すことです。負けても大したことのない額だと思えば、流石に本来のやり方ができるようになるので、その状態で自分はちゃんとやれば勝てるのだということを自分自身に思い出させてやるのです。もしそれでも勝てなければ、メンタルの問題ではなく技術的な問題かもしれないので、修正が必要です。
それで成功体験を積み重ねて上手くいく感覚を取り戻し、判断が冴え渡ってきたと思ったら、次に来たチャンスでは勝負に行きます。ここではそれまでの利益が多少なりとも積み上がっていますから、失敗してもそれがなくなって元に戻るだけ、と思える程度のリスク量で入ります。
そこで勝つことができたら儲けもの。その利益を担保にして、さらに次の大きな機会を伺います。
不思議なもので、上手く行っている時は何をやってもうまくいきそうな気がするし、そう思えている精神状態が鋭い判断と決断をもたらして良い結果に結びつきます。ミスをしたとしてもクヨクヨしたり悪いポジションにこだわったりせず、次で取り返せばいいのだからと冷静に撤退して浅い傷で済ませることができます。むろん、このような状態は永続するものではなく非常に貴重なので、そういう時期に勝てるだけ勝ち切ってしまおうというのが僕なりのリスクに対する考え方です。
気を付けたいのは、夢から覚めた時にきちんとまた積み上げなおすところから始められるかどうかです。大きな勝ちを得ることになれてしまうと、なかなか慎重なロット(ここでは、取引の発注単位のことを指す。)に戻れなかったりするので、そこだけはしっかりと気持ちを切り替えないと危険です。
普遍的な手法というものは存在しない
さて、ここまで僕の投資に対する考え方やリスクの取り方、いくつかの具体的な手法について書いてきましたが、これはあくまでも僕という人間がこれまでの体験から得られたものについて書き出したに過ぎません。
投資のやり方は本当に人それぞれです。この人のこういう手法はとても参考になるけど、チャートの見方についてはちょっと僕と違うな、というのがあってよいと思います。様々な考え方を取り込みながら自分のオリジナルというものを確立していってください。
そこでぜひ覚えていただきたいのは、これさえあれば誰でもどんな相場でも勝ち続けられるという普遍的な手法というものは存在しないということです。そんなのがあればいいなと願う気持ちはわからなくもないですが、残念ながら存在しないし、だからこそ勝つ人と負ける人がいて、そこに投資の機会が存在します。
食事の席でも、ご飯には箸、ステーキにはナイフと使う食器を使い分けるように、その時々の相場によって効く手法と効かない手法があります。真の上級者は「今はどのやり方が有効な相場なのか」を常に考えて、最適なアプローチに切り替えることができます。その相場の変化に対する嗅覚や対応力が、勝ち続けられる人とそうでない人を分け隔てる部分なのではないかと思います。
なんのために投資をしているのか
「なんだか怖そう」。投資をやっていない人が株に抱いているイメージのほとんどはこれだと思います。それを乗り越えて、損をする可能性も覚悟をしてまで、僕たちが投資をしているのはなんのためでしょうか?
年に何ヶ月か好きな海外で暮らすための資金が目的の人。とにかく稼いで豪遊したい人。
これは十人十色で理由が存在すると思いますが、投資を本格的に始めるにあたっては、ここをある程度明確にしておいた方が良いかもしれません。というのも、その人が目指す投資のリターンは、自分の望むゴールまでの距離からの逆算によって求められるからです。
投資家としてメジャーリーグ級の活躍をしたければ、全てを投げ打って投資に打ち込まなければならないでしょうし、たまの旅行に行ければそれで十分ということであれば、何よりも損をしないことを重視したリスク管理の徹底が大切になります。
誰のためでもなく自分のために投資をしているのですから、自分の求めるリターン、取るべきリスクはどこまでかをきちんと把握した上で、適切な努力を行い、投資との最適な距離感を保ちながら続けていくことが大切です。
必要以上にリスクを取り、株に心を乱されて仕事に支障が出たり、穏やかな日常生活が送れなくなってしまっては元も子もないのです。
片山晃(かたやま・あきら)
ペンネーム:五月(ごがつ)。シリウスパートナーズCEO。専門学校中退後の4年間をネットゲーム廃人として過ごした後、22歳で株式投資に出 会い、投資活動を開始。2005年5月からの7年半で、65万円の投資額を12億円 まで増やした。2013年には運用会社レオス・キャピタルワークスに転じて機関投資家 業務に従事。2014年、ベンチャー投資を行うシリウスパートナーズを設立して再独立。 複数の上場企業に大株主として名を連ね、本格的な長期投資を実践している。現在の運用 総額は25億円。