「資産運用に興味はあるけれど、やり方が分からない」「お金を損したくない」と考えている専業主婦・主夫の人は多いのではないでしょうか?できれば、実際の行動に移る前に不安を払拭したいところです。ここでは、20代・30代の専業主婦・主夫におすすめできる情報収集方法について解説します。
専業主婦・主夫にできる2種類のお金の貯め方
日ごろから、生活のお金をやりくりしている専業主婦・主夫にとっては、「お金を貯めたい」と考えている人は多いでしょう。給料や事業収入、その他、雑収入の形で収入を得ていない20代や30代の専業主婦・主夫には、2種類のお金の貯め方があります。1つ目は、いわゆる貯金です。収入よりも少ない支出でやりくりができれば、その差額分のお金を貯められます。当然ながら、配偶者の収入には限りがあり、急に伸びる可能性はあまりありません。多くの人は、支出を減らす努力をすることでお金を貯めようとしているはずです。
2つ目は資産運用です。しかし、資産運用というお金の貯め方を実践している人はあまり多いとはいえないでしょう。資産運用とは、株式や債券、投資信託、不動産などの資産を購入し、そこから利益を得ようというものです。単なる貯金と資産運用の違いは、お金の「働く」程度といえるでしょう。一般的な銀行の定期預金の場合、金融機関がそのお金を投資することで出した利益が利息に反映されます。一方、資産運用の場合は、自分(投資信託の場合は信託先の機関)が投資することで利益を得ます。
運用によって利益が出るのは同じですが、利益の度合である「利回り」がまったく異なります。2018年2月時点で都市銀行の定期預金の金利は0.01%程度です。自分で資産運用した場合は、損する可能性がある一方で定期預金より、はるかに高い利回りとなる可能性もあります。
身近にもいる?資産運用の体験者
資産運用は「損する可能性もあるなら不安」「どういった投資商品を選べばいいか分からない」「だまされそうで怖い」というイメージを持っている人もいるでしょう。そこで、おすすめしたいのは、自分と同じような専業主婦・主夫で資産運用をやっている人の体験談を聞いたり読んだりすることです。
知人や友人、親戚の中にそうした体験談を持つ人を探せればベストです。身近にいる人であるだけに、メリット・デメリットも含めて資産運用について話を聞かせてくれるかもしれません。資産運用の体験談に触れれば、資産運用に対する漠然とした不安感は、ある程度払拭できる可能性があります。
ただ、実際は身近にそうした人がいる可能性はそれほど高くないでしょう。また、資産運用していたとしても、細かい体験談を話したがらない人もいるかもしれません。もし、体験談を聞ける相手がいない場合は、どうすればよいのでしょうか。
その場合は、20代や30代の専業主婦・主夫で資産運用している人のブログをチェックしてみましょう。莫大な資産を形成しているような人ではなく、自分と同じような立場の人のブログがベストです。実際の知人や友人に体験談を話したくなくても、インターネット上では匿名で資産運用の体験や資産の推移、資産運用のコツなどを書き残している人は意外と多い傾向です。
少額からコツコツと続ける資産運用
体験談を聞いてイメージがつかめたら、実際にお金を投資してみましょう。人の話や情報収集よりも、実際に行動に移した方が資産運用の勉強になります。その際は、いきなり大きな金額を投じるのではなく、「なくなってもいいかな」と思えるくらいの余剰資金を少しずつ投じるのがコツです。初心者ですから、リスクを織り込む形で慎重に行動しましょう。間違っても、生活資金や借金を資産運用に投じるべきではありません。
専業主婦・主夫の体験談やブログ記事に書いてある内容を参考にするのも、自己流で押し通すよりはよいでしょう。ただし、すべてを鵜呑みにして真似をするのではなく、必ず自分で金融商品や銘柄、企業などについて情報を収集するのがベストです。自分なりにコツコツと勉強を続けられる人こそが、資産運用で成功できるタイプの人といえます。(提供:Incomepress )
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