(本記事は、尾崎式史氏の著書『株でゆったり月20万円。「スイングトレード」楽すぎ手順』ぱる出版、2018年4月16日刊の中から一部を抜粋・編集しています)
【『株でゆったり月20万円。「スイングトレード」楽すぎ手順』シリーズ】
(1)株投資に勝てるようになる「3つの分析方法」とは
(2)初心者が陥りやすい投資のミス その原因とは?
(3)相場の暴落を事前に察知する4つの指標とは?
3つの分析方法を組み合わせればかなりの確率で勝てる
株式投資を楽しくするためには、企業業績が良い銘柄を選択し、過去のチャートをチェックし、エントリーのチャンスを見極めることが必要です。
ちょっと難しく言い換えると、エントリーのタイミングに関してはテクニカル分析、企業業績が良い銘柄探しはファンダメンタルズ分析、過去のチャートチェックはヒストリカル分析となります。
方程式みたいに表現するとこうなります。
チャート分析=テクニカル分析+ファンダメンタルズ分析+ヒストリカル分析
どの分析に重点を置くかは、その時の相場状況によりますが、常に総合的判断を心掛けたいですね。
スイングトレードで勝つために必要な判断は3つだけ
株で大儲けするためにはどんな努力でもする!と心に決め、いろんな書籍を読み漁り、いろんなセミナーに参加しまくり、投資関連のDVDを見まくっても、すぐに勝てるようになる訳ではないです。
ある程度の知識や経験があれば、学んだ手法をすぐに使えることもありますし、初心者でもたまたまその手法が今の相場と上手くマッチしていたら、すぐに勝てるかもしれません。
しかし、その手法で何年も勝ち続けることができるのかと言うと、ちょっと難しいですね。
確かに、複雑な手法や難しい知識は無いよりかはあった方が良いと思います。しかし、知識武装のやりすぎは厳禁です。
なぜなら、我々個人投資家の目的は利益を得ることです。利益が得られる方法に絞り込んで、そこを深掘りしていくのがベストです。
ただでさえ複雑な相場を複雑な手法で読み解くよりかは、シンプルに読み解いた方が良い結果が得られる、と言うことを長年相場に向き合って気がつきました。
よくよく考えてみると、株式投資をするにあたり、考えることはこれだけです。
どの銘柄を
どのタイミングでエントリーし
どのタイミングでエグジットするか
たったの3つ、これだけです。
考えてみれば、すごく単純なことです。
しかし、残念ながらこの3つの判断をすべて正確に行うことは出来ません。なので、それぞれの要点を細分化し、可能な限り質の高い選択ができるようになれば利益につながります。
3つの中でも、特に重要なのはエントリーのタイミングです。なぜなら、エントリータイミングを大きく間違わなければ、ロスカットになった時でも、かすり傷で済みますから。
次は、銘柄選びです。特にIPO銘柄を狙う場合は重要です。
まとめ
かなりの株価上昇期待が持てる超注目株でも、いくら素晴らしい高配当銘柄でも、株価の高いところに飛びついてしまえば、その後に株価は下落に転じ、含み損を抱えることになります。
この含み損に耐え切れずロスカットしたら、その直後に株価が上昇開始という皮肉なトレードを味わった人も多いと思います。
こうならないためにテクニカル分析を駆使する重要性があります。
もちろん、ちょっとくらいエントリーのポイントがマズくても、好業績銘柄ならその後に株価は回復してくる可能性が高いです。エントリータイミングのミスを好業績という背景が助けてくれる訳です。
ここにファンダメンタルズ分析の重要性があります。
直近IPOを言われる銘柄で5倍10倍狙いをする場合は、チャートパターン分析も考慮すれば成功率が上がります。
ここにヒストリカル分析の重要性があります。
どんな銘柄を狙おうとも、なるべく株価が落ちてきたところを拾うようにすれば、配当利回りが上がるだけでなく、ゆったり気分で株主優待も受けることができます。
さらには、この銘柄を手放すときには売却益も期待できます。
上手くチャート分析しながら、こんな最高の株式投資を目指しましょう。
そのために、チャート分析が必要なのです!
尾崎式史(おざき・のりふみ)
株式会社トレードライフコンサルティング代表取締役。関西大学工学部卒業後に大手専門学校で会計学、日商簿記などの講師をつとめるかたわら、様々なネットビジネスの設立に参画。2000年頃から本格的に投資家に転進。2005年に勝ち組投資家を育成するため、投資スクール『尾崎塾』を開講。また、多くの個人投資家からの熱い要望に応えて、全国各地でセミナーや講演会を行う。無料メルマガ「初心者でも株でしっかり月20万円」の発行者(読者数は7万人)でもある。現在は、プレーヤーに戻り、相場と対峙する日々を送っている。著書は『株で1億円!このエントリーチャンスを狙い撃て!!』ほか多数。