資生堂、業績好調でも「株価低迷」の理由 インバウンド銘柄に広がる「暗雲」とは
(画像=ZUU Online)

日本政府は「観光先進国」を目指し、国策として訪日外国人旅行者(インバウンド)が快適に観光を満喫するための環境整備に取り組んできた。ちなみに、日本政府観光局によると2018年のインバウンドは史上初の3000万人を突破、東京五輪が開催される2020年には4000万人を上回ることが期待されている。

近年のインバウンドの増加は、株式市場でも幅広い銘柄に恩恵をもたらしてきた。たとえば資生堂 <4911> はインバウンド需要を背景に業績が急拡大し、株価も約10倍に上昇した。ところが、そんな資生堂の株価も昨年6月に9250円の過去最高値を付けたあとは上値が重くなり、年明け1月16日には5922円と高値から35%の下げを記録している。業績好調にもかかわらず資生堂の株価が冴えないのはなぜか? 詳しくみてみよう。