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19日、中国の電子商取引(EC)最大手・アリババ集団(浙江省)はニューヨーク証券取引所(NYSE)に19日に上場し、公開価格68ドルに対し、ドルの初値をつけました。2014年4~6月期の売上高は、前年同期比46%増の157億7100万元(約2665億円)、純利益は前年同期比約2.8倍の124億3800万元(約2102億円)と発表しております。
ブルームバーグが伝えたキャピタル・スプレッズとIGのグレーマーケット情報によると、グレーマーケットの取引中値は、1株につき米ドルで87.2米ドルとなっており、公開価格の86ドルを32.1%上回っておりました。


アリババ今後はどうなる!?

アリババの主な収益源はオンラインモールとなっており、中国での売上の8割を占めておりある。米大手オンラインショッピングの「アマゾン」、「イーベイ」を足した取引量よりも多く、圧倒的な収益力を持っています。中でもオンラインショッピングモール、淘宝網(タオバオ)、天猫(Tモール)は、中国ではアリババの一人勝ち状態が続いています。
しかし、中国でのインターネットの利用は、いまだ半数以下といわれており、今後も成長の余地が見込める市場という見方ができます。4〜6月期のアリババの収益が大幅に伸びたのも、中国でのスマートフォンなどのモバイル端末系の普及の拡大によって、利用者が増え収益が上がったというのが理由のようです。今回の上場は一つの通過点だと話すジャック・マー氏、中国だけでなくアジアへの展開などさらなる成長を推し進める様子です。
今回の上場によって、アジア戦略を強めることはもちろん、現状アマゾンに対して劣勢状態にある欧米に対しては、アマゾン同様M&Aによる地盤固めと平行して、現地中国人たちを取り込む戦略から、各地域のEコマース市場を拡大することが考えられます。

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