3月決算企業の第3四半期決算発表も先月中旬に終了しそれから1カ月以上が経過しました。そのため2月に入って決算を発表した銘柄でもアナリストによる業績や目標株価の見直しが随分と進んだと思われます。そこで今回は2月7日に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に決算後に複数の目標株価の引き上げがみられるもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

そのなかでも目標株価の引き上げが目立ったのが富士フイルムホールディングス(4901)で、第3四半期の営業利益が3割近い増益となったこともあって決算発表後に5社が目標株価を引き上げています。また、東京放送ホールディングス(9401)でも4社が目標株価を引き上げたほか、明治ホールディングス(2269)とSUBARU(7270)でも決算発表後に3社が目標株価を引き上げています。

決算発表後に2社以上が目標株価を引き上げた銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

【関連リンク マネックス証券より】
今後の相場展望
ドルのウェイト半減 ユーロとカナダドルのショートを縮小
米逆イールド発生後のシナリオ:銀行にはどう転んでも逆風。暫く銀行株は回避。
ヨーロッパの景気減速は終盤に。今度の日銀短観も注目だが春節の影響がなくなる中国のPMIに注目
FOMCの決定を受けた米国株の上昇余地