相続税とは、ある人が亡くなった場合にその人が残した財産を、贈与等によって取得した時にかかる税金の事です。亡くなった人の事を「被相続人」、財産をもらった人を「相続人」といいます。親の死にあたって、悲しんでばかりもいられません。

その後の後処理や手続きなど、やることはたくさん...。初めての事で良く分からないし、自分で手続きが出来るのか不安な方も多いでしょう。相続税の申告には提出書類や手続き期限など、様々な「お決まり事」があるのです。


誰が相続の権利を持っているのかを確認

法定相続人とは、配偶者・血族相続人の事です。

配偶者相続人...戸籍上の婚姻関係にある配偶者に限られ、内縁関係の妻は対象外です。
血縁相続人...被相続人の子や孫、父母、兄弟姉妹が対象。

相続人が誰かを調べるには、被相続人の出生時から死亡時までの「戸籍」を市役所などから、全て取り寄せる必要があります。また「遺言書」の存在を確認する事も大切です。被相続人が生前に残した遺言書は実現できるように法律で決められています。つまり遺言書の内容が最優先というわけです。

ただし遺言があっても相続人の相続財産が全て取り上げられるわけではなく「遺留分」という形で最低限の遺産を主張する事もできますのでご安心ください。