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20代後半になると、新入社員だった頃に比べて少しずつ給与も増えてきます。結婚資金などを考えて、そろそろしっかり貯金しはじめたい時期ですよね。ところが、毎月いくらかは貯金にまわしているはずなのに、なぜかあまり貯まらない…というケースは少なくありません。
本記事では、「貯まらない」理由と、意識しなくても「貯蓄体質」になるためのちょっとしたポイントをご紹介します。
預貯金が「そこそこ」から増えない理由
20代後半から待っていると想定される結婚、出産、住宅購入、子どもの教育費など、ライフイベントはいずれもお金のかかることばかり。
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、20代の単身世帯において預貯金の平均値は63万円です。あなたはこれよりも多いでしょうか、少ないでしょうか。
出所)金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](2017年)」
もし、きちんとお金を貯めているつもりなのに思ったよりも貯まらない、平均程度の預貯金はあるけれどここ数年そこそこ止まりという現状があるとすれば、その理由は簡単です。
収入額に対して支出額の方が多ければ、当然お金は貯まりません。
「なんだ、そんな簡単なこと…」と思われるかもしれませんが、多趣味であったり、女性であれば毎月コスメや洋服、ショッピング、カフェが大好き、エステに通っている、長期休暇には必ず旅行に行く、欲しいものがあるとついつい貯金を切り崩してしまう…など、日々の何気ない行動によって思った以上に支出がかさんでしまっているということはよくあります。
実際、自分の収入や貯金額よりも、どれくらい支出をしているのかを把握する方が貯金においては重要です。
・毎月の支出を把握していない ・クレカの利用明細を見ていない ・衝動買いをしがち ・毎月の貯金額を定めていない、支出が多い月は貯金しないこともある ・なんとなく貯金していて、貯金の目標が定まっていない
なかなかお金が貯まらないというあなたには、こんな傾向がないでしょうか。
これはつまり、「自分のお金の出入りをきちんと管理できていない」ということに他なりません。
貯金上手の第一歩。まずは自分の浪費を見直してみよう
普段の生活でこまごまとした節約をしてみても、浪費がそれを上回っては全く意味がありません。
浪費を避けるために、まずは以下のポイントをチェックすることから初めてみましょう。
・そもそも「浪費」とは何かをしっかり把握する
自分が使うお金には大きく分けて3種類の消費があります。
1.生活に必須となる「必要経費」 例)家賃、光熱費、水道代、通信費、食費、日用品の購入、服飾代 等
2.ある程度必要な「消費」、または将来的に役立つ「投資」 例)勉強、習い事、リフレッシュのための食事や買い物 等
3.生きていく上では本来不要な「浪費」 例)衝動買い、無計画な外食、ギャンブル 等
一般的に、使ったお金に対して得られる価値が少ないものへの支出が浪費と呼ばれます。
自分磨きのためにジムに通い始めたものの、あまり通わずに会費だけを支払うことになってしまったとしたら、それは「投資」ではなく「浪費」ということになるでしょう。
・お金を使う前に必ず「浪費ではないか」を確認
さきほどのジムの例のように、その支出によって得るモノや価値を自分がきちんと活用できるかどうかをチェックしましょう。モノであれば部屋に置く場所はあるのかどうか、似たようなもので代用できないか、購入することによるデメリットがないかどうかも、重要なポイントです。
特に美容品やコスメ、服飾品などは、流行しているものや新商品を深く吟味せずに買ってしまいがちですが、本当に自分に合っているモノか、役立つものかをよく検討してから購入するようにしましょう。
・生活の中に浪費の「種」が無いか整理整頓
人の心理として、「使えるお金がある」「お得になる」という状況だと、ついつい財布の紐が緩みがちです。例えば、クレジットカードが多いとそれだけ利用できる金額も多いと錯覚してしまったり、アプリのクーポンでポイントアップの情報を見ると特に欲しいモノはなくても買い物をしたくなってしまうことがあります。
自分の浪費につながりそうな要素は、できるだけ必要最低限に留めておきましょう。
これならズボラでもできる?ストレスフリーにお金を貯蓄する小ネタ
浪費の見直しができたら、貯蓄するための習慣やすぐにできる節約術にトライしてみましょう。いろいろな方法の中から自分で「これならできそう」というものを見つけてみてください。
<貯蓄するための習慣> ・海外旅行や結婚式など貯蓄の目標を決め、貯蓄期間も定める ・通信費や保険料、家賃などの固定費を安くできないかどうか見直す ・口座を給与、貯蓄、生活費などに分けて管理する ・給与から毎月一定額、貯蓄のための口座に入れる
<すぐやれる節約術> ・コンビニでジュースやお菓子を買う、カフェでコーヒーを飲むなどの習慣をやめる ・お弁当を持参するなど外食回数を減らす ・お金をかけなくても楽しめる趣味を見つける ・買い物に行くときは必ず買うべきものをリストアップしておく ・お財布に必要以上の現金を入れない
無理に生活を切り詰めても継続できませんから、例えばお弁当を作るとしても無理にすべてを手作りせず冷凍食品を使ってラクをするなど、あくまで「長く続けられる方法」を模索することが大切です。
以上で紹介したのは、自分の意識を少し変えればできる内容です。
さらにトライするなら、少し面倒でも家計簿をつけてみるのがオススメです。「収入と支出の管理」を把握することができれば、どこに無駄が潜んでいるかもわかりやすくなります。
支出があればすぐにデータ入力できる家計簿アプリなど便利なものがたくさん登場していますから、まずはお試しでダウンロードしてみるのもいいかもしれません。
30代以降は投資の有無が貯蓄額を変える?
しかし、いくらがんばって節約をしても、収入そのものが上がらないと貯蓄できる額が自ずと決まってしまいます。
実際、20代~50代女性の6割超が、自分のキャリアアップの準備状況について「全く不十分」あるいは「どちらかといえば不十分」と答えており、「準備万端」と答えた人は0.8%に留まっています。
また、貯金や資産運用について準備が「全く不十分」あるいは「どちらかといえば不十分」と感じている人も約8割。自分が思ったように貯蓄をしたり、給与がアップしている人は少ないということが予想されます。
出所)株式会社クラウドポート「女性のお金と投資に関するアンケート」
景気状況もあいまって給与がなかなか上がりにくいとすれば、現在持っている資金を投資などで運用することによって少しずつ増やすことを目指す、という選択肢も考えられます。
自分のお金の使い方を見直すことは、生活を見直すこと
なんとなくお金は貯めておいた方がいいと思っていても、明確な目的が無いとやる気は出ませんし、達成感も感じられません。「何のためにお金を貯めるんだっけ?」を見直すこと、そして、その目標に到達するために自分の支出をきちんと管理することで、生活にもメリハリが出るはずです。
結婚資金にしたい、住宅購入費にしたい、将来起業したい…もちろん、老後のために貯めたいというのもアリです。その場合、投資などで長期的に資産を増やす方法も検討してみることをおすすめします。(提供:mattoco Life)
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