貯金
(画像=Saranya Loisamutr/Shutterstock.com)

目次

  1. 小さな目標をクリアしていくこと
  2. 何のためにいくら貯めるか目的を明確にすること
  3. 貯金の目的に自分を引き戻す「何か」を用意すること
  4. 「計画外のもの」に使う予算をあらかじめ用意しておく
  5. まとめ

貯金が苦手という人、多いですよね。「老後資金を準備しなくちゃ」とか「子どもの教育費を用意しておかないと」など、頭ではわかっているのに思うように貯金ができないと、焦りばかりが募るもの。しかし、貯金はちょっとしたコツを押さえることで「苦手」を卒業することができます。そこで今回は、貯金のコツについてご紹介いたします。

小さな目標をクリアしていくこと

「最初のハードルはできるだけ低くしたほうがいい」とよく言われますが、それは貯金も同じ。小さな目標を立てて、それを少しずつクリアしていきましょう。

数万円でもいいので、最初は「5万円貯めること」「10万円貯めること」として、それがクリアできたら「20万円貯めること」「50万円貯めること」などと少しずつ目標を引き上げていきます。

目標をクリアできると誰でもうれしいものです。最初から「1,000万円貯める」などと大きな目標を立てるのではなく、「小さな目標をクリアする」という成功体験を積み上げていきましょう。

また、どんなに小さな目標でもクリアすることで自信がついてきます。「私は貯金ができない」と思いながら貯金をしてもあまりうまくいきません。「私には無理って思っていたけれど、少しずつ貯められているかも」と明るい気持ちで貯金に取り組むことができるほうが長続きしますし、貯金するのが楽しくなってきます。

どうしても貯金って「節約しなきゃ」とか「我慢しないといけない」などとネガティブなイメージがつきまといがちですが、前向きな気持ちで取り組むことで「自分でも貯められた」と自信になることも多いです。ぜひ今までの自分を変えるつもりで貯金に取り組んでみてください。

何のためにいくら貯めるか目的を明確にすること

貯金が続かない人は、貯金しようという意識が薄いか、衝動的な買い物や計画外の出費が続くことで貯金のためのお金がなくなるというケースが多いです。そもそも貯金しようという意識が薄い場合、ぼんやりと「老後資金を貯めなくちゃ」と思っていたり、「そろそろ大人だし貯金くらいしないと」と感じていたりとあいまいな目的で貯金を始めてはいませんか。それではなかなかモチベーションも維持できませんし、貯金しようという気持ちにもなりません。

貯金のコツは、頭に思い浮かべただけでワクワクするような目的を持つこと。漠然と「老後資金を貯めよう」と思うのではなく、「老後はお金を貯めて船で世界一周しよう」とか「キャンピングカーを買ってパートナーと日本中を旅しよう」などと楽しいイメージを描いてください。

心が沸き立つようなイメージがあれば、貯金は続きます。「65歳の定年後から世界一周するためには毎月〇〇円必要で、余裕を持ってもう少し貯めよう…」というように目的を明確にすれば、いつまでにいくら貯めればいいのか調べることは苦にならないはずです。必要な時期と必要な金額を明確にして貯金に取り組みましょう。

貯金の目的に自分を引き戻す「何か」を用意すること

いくら楽しい「貯金の目的」を考えたとしても、いざ欲しいものを目の前にすると衝動的に買ってしまうとか、計画外の出費であっても何も考えずお金を使ってしまうという場合もあると思います。それは、その「貯金の目的」を忘れてしまったり、瞬間的に「貯金の目的」の優先順位が下がってしまったりします。

そうしたことを防ぐには、「貯金の目的」にあなたを引き戻す何かが必要です。「老後は船で世界一周旅行をする」というのが「貯金の目的」ならば、船旅に似合う、好きなアーティストの音楽でもいいでしょう。欲しいものが目の前に出現したときに、そのアーティストの音楽を聴けば、ワクワクした気持ちが戻ってくるはずです。

また、手帳に書いておいて衝動買いをしそうなときにその文字を眺めると言うのでもいいですし、キレイな海の写真を携帯の待ち受け画面にするのでもいいでしょう。自分に一番向いている方法で、「貯金の目的」に自分を引き戻すようにしてください。

「計画外のもの」に使う予算をあらかじめ用意しておく

「貯金が苦手」「貯金が下手」という人の多くは、計画外の出費によって貯金のペースが乱れ、その後取り返すことができずに挫折してしまうパターンに陥りがちです。計画外の出費というのも、事前にその分の予算を取っておくことでカバーできるものです。その分の予算は、できればボーナスから10万円でも取っておくといいですね。

ボーナスは言ってみれば臨時収入で、生活費には関係ないお金とでもいえましょう。そこから計画外のものに使うお金を用意すれば、生活費で赤字が出るのは防げるはずです。不慮のケガや病気、友人のご祝儀や出産祝いなど突発的な出費はそこから出して、月の生活費や貯金額はいつもと変わらないように工夫することで、ペースが乱れるということもなくなります。次のボーナスが来たら、また次の半年のためにいくらか予算を取っておくということを繰り返せば、ペースが乱れることもなくなるでしょう。

まとめ

いかがでしたか。貯金に性格の向き不向きはありません。ちょっとしたコツを知っているか、自分をいかに気分よく貯金に取り組ませるか、このあたりのポイントを押さえていれば誰でも簡単にお金を貯めることができるのです。ぜひ自分が取り組みやすい方法を探してみてくださいね。(提供:mattoco Life)

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