2019年10月に消費税率が現在の8%から10%に上がる予定なので、「増税前に必要なものを買ってしまおう」と考える人も多いのではないだろうか。しかし、今回の消費税増税ではそもそも税率が変わらないものや、増税後も安く買えるものなどがある。今回は、増税前に買ったほうがいいものリストを紹介する。

増税前に買ったほうがいいのはどんなもの?

消費税
(画像=iyomemo)

買ったほうがいいものは以下のようなものだ。

・増税後に値上がりしそうなもの
・確実に価値が変わらないもの
・値崩れしにくいものなど

住宅や自動車などの「大きな買い物」は判断が難しい。増税後の住宅購入には「すまい給付金」や、自動車に関しては自動車税率の引き下げなど還元措置もある。なにより、焦って大きな買い物をして後悔しては意味がない。何年も前から増税のタイミングに合わせて準備しているのでなければ、慎重に検討したい。

買ったほうが良いものリスト

では、増税前に買ったほうが良いものを具体的に見て行こう。

・テーマパークチケットや美術関連のチケット
映画チケットや美術館のチケットは、増税後も価値が変わらず使える。また、テーマパークのチケットは値段が上がりやすく、増税のタイミングで値上げの可能性もある。行くことが確実に決まっているのであれば、増税前に買っておくほうがお得だろう。

・電車の切符、定期券、航空券
切符や航空券なども、2019年9月末までに買えば増税後も税率は8%のまま利用できる。ただし、SUICAなどへのチャージは、単に現金をカードに移し替える行為でしかないので利用時には10%になることに注意しよう。

・白物家電
エアコンや冷蔵庫、洗濯機などの白物家電は、テレビやパソコンなどのいわゆる黒物家電と違い、価格変動が少ない。また、耐用年数も長いのでタイミングが合えば買い替えを検討するのもいいだろう。

・常備薬、コンタクトレンズ
使用期限の長い常備薬や、必ず使うコンタクトレンズは、まとめて買っても無駄にする恐れは少ない。また、これらは日用消耗品と違い、それほど場所を取ることも少ないだろう。

・お酒、タバコ
お酒は軽減措置の対象外だ。また、タバコはそもそも増税されやすい傾向のため、消費税増税後値上がりする可能性もある。

・家具
買い替え時期がきているものに関しては検討しよう。ただし、駆け込み需要で値上がりする可能性もあるので、値動きをこまめにチェックしておいたほうがいいだろう。

・その他
上記のもの以外で、値崩れしにくく確実に増税分値上がりするものとしては、本や雑誌、ガソリン・軽油やブランド品などもある。

増税前に買わなくてもいいものは?

逆に、増税前に買わなくていいものは以下のようなものだ。

・消費税率が上がっても影響がないもの
・そもそも消費増税の影響をうけないもの
・増税後も値崩れしやすいもの

例えば、土地や有価証券(株券や国債)、保険料や商品券・プリペイドカードなど、はじめから消費税の課税対象でないものがある。また、飲食料品(酒類を除く)や週2回以上発行される新聞は、「軽減税率」が適用され、消費税増税後も税率は8%に据え置かれることになっている。

トイレットペーパーや衣類、テレビ、パソコンなどは、普段から価格の変動が大きいので増税後も値引きやセールで安く買える可能性は高い。ちょうど切らしていたり壊れたりしたタイミングでなければ無理に買う必要はないだろう。

2%は小さくないが、必要なものだけ買うことも大切

ここまで増税前に買ったほうがいいもの、増税前に買わなくていいものの具体的なリストを紹介した。しかし、買ったほうがいいものといっても、まだ使えるエアコンを買い替える必要はないし、焦ってテーマパークに遊びにいくこともない。増税の不安から衝動買いはせずに、確実に必要なものを必要な分だけ買うことを心がけよう。(提供:iyomemo

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