ふるさと納税制度の概要
ふるさと納税とは正式名称をふるさと寄付金と言い、都道府県・市区町村に対する寄付金のうち、2,000円を超える金額が、所得税・住民税から寄付金控除として一定の金額までは全額が控除される制度だ。控除される金額の目安は、年収300万円の独身または共働き世帯で16,000円。年収600万円の4人家族（妻は主婦、子は大学生と高校生）で27,000円。年収900万円の4人家族（共働き、子は大学生と高校生）で71,000円となる。
ふるさと納税は、納税者が納税先の自治体を選べられるため、自分が貰いたい記念品がある自治体に納税すれば良い。また、寄付金控除は税額控除のため、まるまる控除額分を節税することができる。 寄付金控除を受けるためには確定申告を受ける必要があるが、ふるさと納税は選択肢の広さと節税効果という点でメリットが大きい制度だ。
5,000円未満でのふるさと納税おすすめ先ベスト3
では、ここからは金額別でのふるさと納税おすすめ先を紹介する。関東地方は5,000円未満でのふるさと納税先は少ないが、そのなかでもお薦めの3点を紹介する。
3位：東京都檜原村 温泉センター数馬の湯無料招待券1枚 2,000円
温泉センター数馬の湯は、檜原村にある日帰り温泉施設だ。ここの利用料金は大人820円なのでふるさと納税の優待利回りは41%となる。
2位：埼玉県秩父市 ふるさと秩父カード 2,000円
ふるさと秩父カードでは、1枚で６名まで利用でき、秩父ミューズパークのプールやテニスコート、コテージなどの利用料金割引や、観光文化施設の割引を受けることができる。例えば、秩父ミューズパークのフットサルコートを利用した場合、1,200円引きとなり、ふるさと納税の優待利回りは60％となる。
1位：東京都檜原村 檜原村産のじゃがいもを使ったじゃがいも焼酎1本 2,000円
檜原村の特産物として有名なのがじゃがいも焼酎。販売価格は1,500円とすると、ふるさと納税の優待利回りは75%となる。
5,000円でのふるさと納税おすすめ先ベスト3
続いて、5,000円でのふるさと納税おすすめ先ベスト3を紹介して参ります。
3位：茨城県行方市 行方こしひかり 5kg 又は野菜ボックス 又は旬のまごごろメロン 5,000円
茨城県行方市では、5,000円のふるさと納税で米、野菜、果物の3種類の特産品から貰えるものを選択することができる。なお、行方こしひかり5kgの価格は約2,400円なので、優待利回りは48%だ。
2位：群馬県中之条町 半額相当の「感謝券」と特産品 5,000円
群馬県中之条町では、町内の温泉施設で使える感謝券を寄付額の半額相当（ただし千円未満切り捨て）を贈呈している。群馬県中之条町の温泉施設に宿泊する際に、あらかじめふるさと納税をして感謝券を入手しておけば、宿泊料金が半額になる。優待利回りは5,000円の場合は40%。
1位：神奈川県真鶴町 魚伝特製 魚干物セット
神奈川県真鶴町の老舗ひもの屋「魚伝」の魚干物セット。相模湾沿いの干物は有名ですが、その中でも魚伝は創業が明治10年と歴史のあるひもの屋だ。なお、優待利回りは42%と推定される。
