★アノマリーと、出来高先行の原則。 現地6日の米国株市場では、主要指数が軒並み反発。6営業日ぶりの反発です。 昨日の東京市場では反発とはなりませんでしたが、たぐり足の陽線で終わっていますから、この分で行けば、本日は反発できそうです。 (月間のアノマリー) もともと、今週が月間では一番下がりやすいアノマリーだということは、すでにご承知の通りでした。このアノマリーの一週間に底値をつけるとは限りませんが、今回はここでいったん短期的な底値をつけた格好になるのかもしれません。 (出来高と年初来安値更新銘柄数 また、先週から指摘していました出来高から見た底入れの想定ですが、8月1日に直近最大出来高をつくっていたことからすると、前回(昨年12月の下げ相場)と同じパターンであれば、今回は最大出来高をつくったのが現地8月1日でしたので、昨晩6日に底入れと算段したわけです。 東京では、年初来安値更新銘柄がどんぴしゃりで底入れタイミングを示すはずでした。5日に516銘柄、昨日6日には691銘柄と最多記録を出しました。本日これが激減するようですと、底入れがはっきりするわけです。
★チャイナリスクの後退。 なにが本当のところリスクだったのか、もちろんまだよくわからないのですが、当レポートでは総合的に判断すると、どうも先週からの相場の急落部分については、たぶんにそのきっかけはチャイナリスクを口実にしたものであろうと推測しました。 人民元の対ドルレート滑落です。 直前に米国が中国を為替操作認定国に指定したのに対し、中国人民銀行が人民元安を誘導しないという姿勢を見せたことが要因だったようです。人民銀行が人民元の安定化に動いたという報道で、これで、人民銀行が人民元安を容認しているのではないかという懸念が、とりあえず後退したということです。 具体的には対ドル基準値を1ドル=6.9683元と、市場予想より元高水準に設定したことが好感されたようです。また、オフショア市場の香港で、人民元建て債券4.3兆円相当の発行計画を発表し、流通マネーの吸収に向けた動きを示したこともセンチメントを改善させたようです。
日経CME円建ては20620円、日経平均夜間取引は20650円。 昨日の現物指数が20585円でしたから、反発してスタートなのでしょうが、あまり大きな差はありません。 ドル円は106.46円で推移しているようです。
なにしろSQです。「荒れる水曜日」というジンクスのある本日ですから、どう「荒れる」のかわからないだけに、ここは用心していきましょう。
昨日は【梁山泊】では、持ち株の買い増しをして、キャッシュ比率を35%から25%に縮小。買い増し対象としたのは、enish、セプテーニ、ぐるなびでした。退けてみたらenishが12%高騰となっていたのには、びっくりしました。
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著者:増田経済研究所 松川行雄