不動産投資をする上で、必ず関わってくる項目として税金があります。

税金と一言でいっても、不動産を取得する際、不動産を保有している期間、不動産を売却する際など、様々な場面で異なる税金が関係してきます。

不動産投資をする事によって、節税に繋がる事もありますし、きちんと理解しておかなくてはならないといえるでしょう。

今回は、不動産投資を検討するにあたって、理解しておくべき税金について解説していきます。

不動産投資において理解しておきたい3つの税金とは?

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(画像=FrameRatio/Shutterstock.com)

不動産に関わる税金は数多くありますが、今回は3つに絞ってお伝えしていきます。
固定資産税、所得税、相続税について、それぞれ細かく確認していきます。

毎年課税される固定資産税とは?

不動産を保有しているという事は、資産を保有しているという事になります。その為、固定資産税は不動産を保有している期間は、毎年課税される税金になります。

入居者のいる、いないとは関係なく発生しますし、毎年の収支が赤字であったとしても、きっちり既定の固定資産税が課税されます。その為、家賃が減少したり、空室期間が続いてしまったりすると、その分、負担が大きくなりますので、固定資産税に関しては購入前にきちんと計算した上で支払い計画をたてる必要があります。

所得によって税率が大きく変わる所得税とは?

不動産投資によって所得が増えるほど、気になってくるのが所得税になります。個人で不動産投資を行っている場合、個人の収入、つまり所得に対して所得税が課せられます。

日本の所得税は、所得によって5%から、最大で45%の税率が課せられるという事もあり、いくらの所得に対して、どれだけの税金が必要かはきちんと把握しておく必要があります。

逆に不動産投資によって赤字が計上された場合や、経費が多くかかる場合などは、税金も減る事になりますので、詳しく理解できているかによって、納める税金が変わるという事になりますから、きちんと勉強しておく税金の1つと言えるでしょう。

将来を見据えて理解しておくべき相続税とは?

現金を相続するよりも、不動産として保有しておいた方が相続税が低くなるという事を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

相続税はすべての財産から基礎控除額を引いて、相続税率をかける事で算出されます。その為、現金であれば、そのまま相続税の計算をする必要がありますが、土地や建物として資産を保有する事によって相続税が下がる場合があります。

例えば、建物の場合、固定資産税の評価額が基準になりますので、建築費用に比べて割安になる場合が多いです。また、賃貸として利用している場合、さらに控除されます。

これだけでも、現金で保有しているより、不動産として保有しておく方がメリットといえるでしょう。

自分自身が相続対策で不動産を保有するつもりがなかったとしても、不動産を買いたい、売りたい理由に、相続が関係してくるケースも多いです。

その為、不動産投資をするにあたって、理解しておきたい税金といえるでしょう。

不動産投資をするなら、税金とはうまく付き合っていこう

税金と聞くと、ネガティブなイメージを持つ方も多いかもしれませんが、きちんと理解していく事で節税できる部分もありますし、きちんと納税していく。つまり、利益をあげていくことで、銀行融資に有利になる事もあります。

大切なのは、税金だからと毛嫌いせずに、理解して、支払うべきものは支払い、支払う必要がない部分に関してはきちんと対策をたてる。

税金とうまく付き合っていく事によって、不動産投資において、より大きな成果を得られるできるでしょう。(提供:YANUSY

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