米国株は堅調となり、為替も落ち着いていたことから買い先行となりました。寄り付きの買いが一巡となった後は手仕舞い売りも多く、22,000円を挟んでの一進一退が続きました。指数はほどんと動きもなかたのですが、案外値持ちのいい展開が続きました。
昼の時間帯はさすがに上値も重かったのですが、後場に入ると売り急ぐ動きもみられていったん下値を試すことになりましたが、米国のFOMC(公開市場委員会)や日銀の金融政策決定会合を控えての持ち高調整、10連騰後の手仕舞い売りに押されて冴えない動きが続きました。最後は手仕舞い売りも嵩んで軟調となりましたが、大きくした押すということでもなく、総じてさえない展開でした。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されて冴えないものが多くなりました。東証マザーズや二部株指数は軟調、日経ジャスダック平均は小幅高となりました。先物はまとまった売り買いも少なく、指数を動かす場面もほとんど見られませんでした。持ち高調整の売り買いも一段落となったようで、指数を方向付けるようなこともありませんでした。
戻り高値圏での保ち合いとなっています。昨日と引けで売られるか買われるかだけの違いということで全く方向感は見られません。10連騰が崩れたということで手仕舞い売りも嵩んだものと思われますが、日米の金融政策がはっきりと見えてから動きが出るということなのでしょう。目先的な過熱感が強く、上昇エネルギーもかなり少なくなっているということなのでしょう。日米の金融政策次第、為替次第ということになるのでしょう。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
「かぶせ線」のような形で上値が重くなっています。目先的な過熱感もあり、ここから調整となる可能性もありそうです。(提供:Investing.comより)
著者:清水 洋介