R・ベッカーズ池袋東口店に導入
9月4日(水)、R・ベッカーズ池袋東口店(東京都豊島区)にて、新型のセルフ注文決済端末「O:der Kiosk(オーダー キオスク)」導入の報道公開が行なわれた。飲食業界で深刻化する人手不足を、注文受付や会計業務の効率化によって解消することを狙う。
ジェイアール東日本フードビジネス〔株〕が運営する同店では、すでに、スマホで事前に注文と決済をしてから店舗で商品を受け取れるモバイルオーダーサービス「O:der」を導入している。O:derを展開する〔株〕Showcase Gigは、昨年、JR東日本スタートアップ〔株〕と資本業務提携をした。
ジェイアール東日本フードビジネス社長・山際貞史氏は「首都圏のエキナカを中心に、約60ブランド、250を超える店舗を展開しているが、ベッカーズは中核となるブランド。ベッカーズの『別格』シリーズは注文を受けてから作っているが、モバイルオーダーを使っていただくと、店舗で並ぶことなく受け取っていただける」と話した。
Showcase Gig社長・新田剛史氏は、「O:derのサービスはスマホがあれば提供できるが、スマホを使わない人などもいるので、店舗にスマホのように操作できる端末を置いてほしいとお願いした」と話す。
O:der Kioskは、スマホのように操作して商品を注文し、クレジットカードやSuicaなどの交通系電子マネーで決済をするもの。従業員にかかる注文受付や会計業務の負担が減ることが期待される。
THE21編集部(『THE21オンライン』2019年09月04日 公開)
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