いままで大きな病気やケガをすることなく過ごしてきた人でも、40代になると「将来のために今から保険に加入しておいた方がいいかも」と気になり始めるもの。中には、結婚や転職などで、生活環境が変わる方もいらっしゃるでしょう。今後の生活設計を考えるときに、病気による経済的なリスクに目を向けることは重要です。女性特有の病気に手厚い保障のある、女性向けの保険について紹介します。

女性向け保険とは?選ぶべき理由

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(画像=PIXTA)

女性向け保険とは、女性特有の病気にかかったときに、上乗せの給付金を受け取ることができ、手厚い保障を受けられる保険のことです。

女性向け医療保険の上乗せ給付対象の特徴は、がんだけではなく子宮、卵巣の病気など女性だけが発症する病気のほか、女性の方が発症しやすい病気も幅広く含まれているという点です。

がんは、身体的・経済的な負担が大きくなりやすいので、女性向け保険ではない普通の医療保険でも、「乳がん」や「子宮がん」などに対する給付金を受け取ることができます。また、すべての部位のがんが女性向け医療保険の上乗せ給付金の対象となっています。

病気やケガは突然身にふりかかってきます。いざという時に困らないように、ぜひ検討しておきたいですね。

女性向けの保険を選ぶときのポイント

保険は大きく分けると「貯蓄型」と「掛け捨て型」の2つのタイプがあります。「貯蓄型」は支払った保険料が戻ってくるなどお金を貯める機能を持っていますが、保険料負担はその分大きくなります。「掛け捨て型」は、保障のみですが保険料は抑えられます。

貯蓄型にするか掛け捨て型にするかは、収入をどれくらい保険料に使えるかによって考えるといいでしょう。

貯蓄型女性向け保険3選

貯蓄型の女性向け保険をランキング形式でご紹介します。

第1位
東京日動あんしん生命:メディカルKitR
指定年齢までに払い込んだ保険料は、特約部分を除き全額戻ります。女性疾病保障特約を付加することで、女性特有の病気や三大疾病の時の入院、乳房再建術の給付金が受け取れます。

第2位
ソニー生命:メディカル・ベネフィットリターン
払い込んだ保険料は、特約部分を除き全額戻ります。健康給付金の支払年齢は50~80歳の間で選ぶことができ、女性特定手術給付金特約を付加することで、女性特定部位に対する手術や乳房再建術の給付金が受け取れます。

第3位
メディケア生命:メディフィットリターン
指定年齢まで払い込んだ保険料は、特約部分を除き全額戻ります。健康給付割合105%を選ぶこともでき、女性疾病入院特約や女性医療特約を付加することで、入院、手術、乳房再建術の給付金が受け取れます。

掛け捨て型女性向け保険3選

掛け捨て型の女性向け保険をランキング形式でご紹介します。

第1位
メディケア生命:メディフィットA女性専用パック
特約を付加することで女性疾病入院給付金、女性特定手術給付金、乳房再建術給付金を受け取ることができます。

第2位
アフラック:ちゃんと答える医療保険EVER
女性向けの医療保険として女性特有の病気・がんの場合の特約を付加することで入院給付金日額を手厚くすることができます。無料で医療相談のサポートが受けられます。

第3位
オリックス生命:新CURELady
女性特有の病気・がんの場合は入院給付金日額が上乗せになります。入院中の手術給付金は入院給付日額の20倍受け取ることができます。

女性向けがん保険3選

女性向けがん保険をランキング形式でご紹介します。

第1位
アクサダイレクト生命:アクサダイレクトのがん終身-女性がん入院特約
がんの3大治療である手術、放射線療法、抗がん剤治療をカバーしています。女性専用のがん保険ではありませんが、女性がん入院特約を付加することによって、入院給付金を上乗せして受け取ることができます。無料で健康相談やセカンドオピニオンが受けられるサービスが付加されています。

第2位
アフラック:生きるためのがん保険Days1レディースプラン
がん治療に幅広く給付金が受け取れ、診断から再発までしっかり保証されています。女性特定ケア給付金、乳房再建術給付金を受け取ることができます。無料で、カウンセラーによる訪問面談や専門医紹介、生活情報サービスが受けられます。

第3位
セコム損害保険:自由診療保険メディコムワン
90歳まで自動更新されます。乳がんをご経験された女性向けの内容になっています。通院治療では最大1,000万円、入院治療では無制限の治療費が補償されています。

自分に必要な保障を考えて選んでみて

女性向け保険の選び方と、おすすめの保険をランキング形式でご紹介しました。現在通常の医療保険やがん保険に加入している人で、女性特有の病気に対する備えを考えたいなら、まず現在の保険の内容を確認してみましょう。少額短期保険なら数百円で女性に特有の病気だけを保障することもできます。それぞれの女性向け保険の内容と、負担する保険料とを合わせて十分に検討してください。

文・藤原洋子(ファイナンシャル・プランナー)/fuelle

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