先月下旬からスタートした3月決算銘柄の上期決算発表も今月中旬に終了しましたが、日本経済新聞の集計によるとこの上期は米中貿易摩擦の影響もあって純利益が前年同期比で14%の減益となったようで、減益決算となった企業も多くみられました。しかし、減益ながら市場期待を大きく上回った銘柄も幾つかみられます。

投資のヒント
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そこで今回はTOPIX500採用の3月決算企業を対象に上期は減益となったもののコンセンサス予想を1割以上上回った銘柄をピックアップしてみました。例えばアドバンテスト(6857)の上期の営業利益は小幅な減益となりましたがコンセンサス予想を20%余り上回っています。また、パナソニック(6752)でも上期の営業利益は30%近い大幅な減益となりましたがコンセンサス予想を15%以上上回っています。

◆減益ながらコンセンサス予想を1割以上上回った主な3月決算銘柄
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金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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