10月下旬からスタートした12月決算銘柄の第3四半期決算発表も先月中旬で終了となりましたが、それから半月以上が経過したこともあってアナリストによる業績や目標株価の見直しも一通り進んだと思われます。そこで今回は11月の第二週までに決算を発表したTOPIX500採用の12月決算銘柄を対象に決算発表後に複数の目標株価の引き上げがみられるもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。
そのなかでも目標株価の引き上げが目立ったのがSUMCO(3436)で、第3四半期の営業利益は3割を超す大幅な減益となったものの半導体市場の回復を期待してか決算発表後に4社が目標株価を引き上げています。また、第3四半期の営業利益が1割以上の増益となったクボタ(6326)でも4社が目標株価を引き上げたほか、AGC(5201)とTOYO TIRE(5105)でも決算発表後に3社が目標株価を引き上げています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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