10月下旬からスタートし11月中旬に終了となった12月決算銘柄の第3四半期決算発表ですが、残すところ3ヵ月ということもあって通期の業績予想を見直す企業も多くみられました。そして、米中貿易摩擦の影響もあって見通しを下方修正する企業が目立ちました。しかし、業績予想を据え置いた企業や上方修正に踏み切った企業を中心に最高益更新が予想される銘柄もみられます。

投資のヒント
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そこで今回はTOPIX500採用の12月決算銘柄のなかから最高益更新が予想されるものをピックアップしてみました。例えば通期の営業利益の見通しを750億円引き上げ2180億円とした中外製薬(4519)では前期の最高益を大幅に更新する見通しとなっています。また、営業利益の見通しに下限値を設定した資生堂(4911)ですが、その下限値でも前期の最高益を上回る計画となっています。

最高益更新が見込まれる主な12月決算銘柄
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金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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