(本記事は、米山 彩香氏の著書『時間もお金も増える習慣』廣済堂出版の中から一部を抜粋・編集しています)

男性,困る
(画像=PIXTA)

食事、服…… あらゆるメニューを決めておく

「今日は、どの服を着ようかな?」
「ランチは何を食べようかな?」
「どんなメイクにしようかな?」

毎日着る服や、食べる物について考える時間は、女性にとって楽しいもの。

ですが、1分も無駄にしたくなかった頃の私にとっては、その迷う時間すらも惜しかった。

当時の私は、生活に関するあらゆることを「ルーティン化」していました。

【服装・美容】
着る服は、1週間の予定を見ながらコーディネートを事前に決めておく。たたむ時間がもったいないので、服はすべてハンガーにかけていました。

参考にしていたのは、女性誌の「1週間(1ヶ月)着回しコーデ」企画。

そこに載っている服を、ほぼそのまま購入していました。これを着ておけば間違いないと思ったからです。

一方で、靴は歩きやすさを重視して選んでいました。足を痛めたりすると、よけいな時間を取られてしまうためです。

と言っても、オシャレにこだわりがなかったわけではありません。

キレイめのOLになりたかったので、そのテイストに合った雑誌を選ぶようにしていましたし、自分に似合っているか不安なときは、アパレル関係の友人に辛口アドバイスをもらうことも。

メイクで使うアイテムは、百貨店のコスメカウンターで美容部員さんに似合うものを選んでもらっていました。

自分であれこれ調べたり、試したりするよりも、プロに聞いたほうが早いからです。

少しの工夫で、時短とオシャレは両立できるのです。

【食事】
毎日の食事もメニューを決めていました。

朝はクロワッサンとカフェラテ。昼はファストフード店「サブウェイ」の日替わりサンドイッチを15分で食べ終え、残りの45分で勉強。

夕飯はコンビニのサラダパスタを、スクールの授業が始まる前に自席で済ませるのが定番でした。

私は一度ハマると同じものを食べ続けるタイプなので、毎日同じメニューでも全然飽きなかったのです。

実は、時間に余裕ができた今も、朝ご飯と夜ご飯のメニューは固定化しています。

健康を考えて、朝は豆乳ヨーグルトとバナナ、夜も外食は少なく、家で豆乳ヨーグルトと、焼いた高野豆腐にスモークサーモンやサラダを挟んだ手作りサンドイッチを食べています。添加物を摂らなくなったことで体調がすごくよくなりました。

私の例は少々極端かもしれませんが、とにかく自分の時間を作りたい方は、ぜひこうしたルーティンも取り入れてみてくださいね。

いちいち迷ったり、考えたりする時間を減らせます。

作業場所を変えるだけで、効率アップ

あなたは、勉強や仕事など、やらなければいけないことがあったとき、すっと作業に入れるタイプですか?

答えがYESの方は読み飛ばしてくださってかまわないのですが、集中モードに入るのに時間がかかってしまう方には、作業場所を変えるのをオススメします。

実は、私自身も完全に後者のタイプ。

こんな本を書いていると、ものすごく意志が強い人だと思われそうですが、そうではありません。

たまっているタスクをこなそうと早い時間に帰宅したのに、なんとなくパソコンでYouTubeを見はじめ、気づくと1時間くらい経っていた……。こんなことがよくありました。

これを毎日繰り返していたら、とんでもないタイムロスですよね。

それを解消するために思いついたのが、場所を変えることだったのです。

月額9000円のワーキングスペース

会社の仕事を終えた後、私が勉強するために足を運んでいたのは「六本木ヒルズライブラリー」という施設でした。

ここは六本木ヒルズの49階にある会員制ライブラリーで、月額9000円でスペースを自由に使えます。

高層階なので眺めがよく、置いてある本は読み放題。集まる人たちもビジネス意識の高い人ばかりなので、いい意味で緊張感があり、勉強に集中するにはもってこいの場所でした。

どんなに疲れていても、やる気が起きない日も、この場所に足を踏み入れると「さあ、やるぞ!」という気になれる。

私のように気持ちの切り替えが苦手な方はぜひ、自宅とオフィス以外に集中できる場所を見つけておきましょう。

もちろん、混んでいないカフェやファミレスでもいいでしょう。

私の場合は、月額契約の施設にしたことで、「せっかくお金を払ったんだから行かなきゃ」と思えました。

おかげで、休みの日も千葉県の自宅からわざわざ六本木まで行くことで、資格試験の勉強や独立の準備に集中できました。

最優先事項に時間を使う

ここまでご紹介してきたことを一つひとつ実践していただくと、あなたには確実に「自由な時間」が増えます。

では、自分の理想のライフスタイルを実現させるためには、捻出した時間を何に使うのがいいでしょうか? 

睡眠も「予定」として書き入れる

時間に余裕が出てきたら、「最優先事項」に時間を使うことを意識していきましょう。

そのためには、1日のスケジュールの中に、そのための時間を組み込んでおきます。

たとえば、健康のために睡眠を8時間取りたいのだったら、「23時〜7時 睡眠」とスケジュール帳に書き込んでおく。

そこに仕事や他の予定が入らないよう、あらかじめブロックしてしまうのです。

そんなことまで書いておくの?と思うかもしれませんが、これをやらないと、永久に自分の時間は手に入りません。

少しでも余裕ができたら、自分がやりたいことを「予定」として確保する習慣を作っていきましょう。

といっても、いきなり理想のスケジュールを書き込む必要はありません。今できる範囲で大丈夫です。

私自身も、家族との時間を大切にするために、「週に1回家族との食事の予定を入れる」と書き込むことからはじめました。

こうして、最優先事項に使う時間の割合を徐々に増やしていけばいいのです。

時間もお金も増える習慣
米山 彩香
1987年生まれ、千葉県出身。女性起業ビジネスプロデューサー。 理系大学卒業後、大手電機メーカーに就職。会社員として働きつつ、大学院に通いながら、弁理士を目指すも挫折。その後も、転職を繰り返す。 昼休みの30分から副業を始めたところ、わずか1カ月で会社員の月収を超える。それがきっかけで会社を退職し、起業。事務所・従業員なしで、独立1年目から億単位の収益をあげる。 現在は、1日実働2時間で、ゆるく、楽しく、気ままに毎日を過ごし、好きなときに、海外旅行を楽しむ生活を送っている。

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