(本記事は、後藤 勇人氏の著書『成果を出す人、出せない人との大きな違い その『1分』を変えなさい!』実業之日本社の中から一部を抜粋・編集しています)
夜の仕事を朝に回すと、効率が上がる
先述しましたが、私は特別な緊急案件を除いては、夜8時以降はまず仕事はしません。理由は、脳は朝起きてからの3時間以内が一番ポテンシャルが上がり、効率よく仕事ができることが脳科学的にも証明されていますし、夜は脳のポテンシャルが下がっているのがわかっているからです。
朝起きた時というのは、睡眠によって昨日の情報が一度遮断されているために、頭がクリアーな状態です。言い方を変えれば、何も情報がアップされていない状態です。
わかりやすくパソコンに例えてみます。
朝はパソコンで言うと、空き容量マックスで、サクサク仕事をしている状態です。それに比べて夜は、様々な情報がインプットされて空き容量が少ない上に、疲労でスペックが下がっていて、動作が重い状態で反応も悪いです。
さらに、その間に、メールや電話、それ以外の外部からの接触がどんどん来ている状態です。誰が考えてもどちらが効率がよいかはわかります。
夜は、昼間たくさんの情報が脳にインプットされて疲れていて、脳のポテンシャルが落ちているのです。このような状況下で仕事をしてもミスを連発したりして、よい仕事はできないと思います。
実は私は、この本を含めて10冊の本を書いていますが、そのほとんどが朝の時間を使って書いています。朝書く文章と夜書く文章では、明らかにクオリティーが違います。
仕事上の契約書や提案書を作る時にも、朝の時間を使って書くことがほとんどです。
もし、今あなたが夜型生活で夜に仕事をしているのであれば、試しに、一度夜早く寝て、早起きして仕事をしてみてください。
仕事のスピードとクオリティーが上がること請け合いです。
朝のゴールデンタイムの素晴らしさを実感できると思います。
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