国内暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェックは、事前に告知していたエンジンコイン(Enjin Coin/ENJ)の取扱いを26日午前11時15分頃から開始した。

当初、コインチェックは正午頃と事前に発表していたが、約1時間近く早まった形だ。

バイデン大統領
(画像=月刊暗号資産)

記事執筆時点の午前11時半には48円台を推移している。

Enjin Coinは、ブロックチェーン資産発行プラットフォーム「Enjin Platform」で発行されるゲーム向け暗号資産だ。

ゲーム開発者は「Enjin Platform」を利用することで既存のゲームや新たに開発する作品にゲーム内アイテム(武器や防具など)として、その資産を統合することができる。

イーサリアムをベースに発行されており、Enjin Platformによって発行されたデジタル資産であるNFT(Non-Fungible Token)の購入や、Enjin Coinを裏付けにNFTを発行することも可能になっている。

また、Enjin Coinの特徴の1つである「メルト(溶解)機能」により、不要となったNFTをEnjin Coinに戻すこともできる。

現在、Enjin Platformは、現在マイクロソフトの提供する大人気ゲー「Minecraft」を始めとする35種類のゲームとNFTの発行において連携している。

今後連携するゲームタイトルが増加することにより、Enjin Coinの利用増加や価値向上が期待できる暗号資産だ。

今回、コインチェックで日本初の上場を受けEnjin CEOの、Maxim Blagov氏は「スーパーマリオブラザーズからポケットモンスター、ファイナルファンタージーまで、日本はゲーム業界におけるパイオニアです。日本のイノベーション文化は、Enjinの企業文化と一致します。最も優れたブロックチェーンゲームのいくつかは、日本から生まれると信じています。そして我々は、ブロックチェーンという強力な技術を、開発者が最大限に活用できるように支援いたします」と期待を述べた。

またコインチェックはEnjin Coinの上場について「当社では『新しい価値交換を、もっと身近に』のコーポレートミッションを実現すべく、取扱い暗号資産の拡充やサービスのユーザビリティーの向上、新規サービスの創出などに努めてまいります」と抱負を語っていた。(提供:月刊暗号資産