トクヤマは5月、事業ポートフォリオの転換などをうたった中期経営計画を策定しました。「これまでの延長線上に成長はない」との現状認識のもと、企業としての存在意義の再定義にまで踏み込んで事業の転換を進めます。トクヤマの主力事業所が立地する周南地域のような各地のコンビナートは高効率な生産プロセスで日本の製造業の競争力を支えてきましたが、2030年に温暖化ガスを13年比46%減らすという国家公約のもと、自家発電を中心にした石炭火力発電の見直しを求められています。こうしたなかでトクヤマは、これまで潤沢なキャッシュを生み続けてきた化成品、セメントの両事業を効率化し、「電子」「健康」「環境」の3分野に成長を賭けます。横田浩社長に戦略を聞きます。

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