印刷インキが源流のDICが化学メーカーとして事業を広げています。「印刷インキ」「有機顔料」「スーパーエンジニアリングプラスチックのPPSコンパウンド」の3つの分野で世界トップシェアを握りますが、ここにきてBASFの顔料事業を買収するなど攻めの経営を加速。コンパウンディング技術を生かし、環境関連、ヘルスケア関連などの分野でも展開を急ぎます。一方で、サステナビリティや社会への貢献を企業としての成長・収益性と両立させる経営方針を決定。主だったESG関連指数の構成銘柄に相次いで採用され、サステナブルな経営を重んじる機関投資家の資金が流入しています。猪野薫社長にこれからの戦略を聞きます。
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