ソニーグループの化学子会社を前身とするデクセリアルズ。テレビやスマートフォンの液晶ディスプレーに欠かせない異方性導電膜などの接合材料や、光学弾性樹脂などのニッチ分野で世界シェア1位の製品を多く持ち、業績上振れ期待も相まって直近1年間の株価上昇率は2倍あまりとなっています。他社が手がけていない先端的な製品の開発に強みを持ち、足元では中型ディスプレー用に開発した高付加価値製品の「蛍光体フィルム」がタブレット端末に採用され、車載向けなどでも引き合いが強まっています。過去にはスマホメーカーの業績に左右されやすく減配も余儀なくされた同社ですが、収益力や財務基盤は改善しつつあります。新家由久社長を招き、成長戦略に迫ります。

続きは下の本編にてご覧いただけます。